リフレッシュ体操のご紹介
タキゲンでは午後3時に、全社で3分間程のリフレッシュ体操をしています。これは1995年から続いています。先月ある支店から「この体操のやり方や効果などの資料はないの?」との問合せがあったため探したところ、コピーのさらにコピーをスキャナーで読み込んだ、古くて不鮮明な資料が見つかりました。当時の総務担当者にも聞いてみたのですが、体操導入の経緯も提供元も不明でした。
資料をよく読むと、普段なにげなく行っているこの体操は、しっかりとした運動や心理、ストレスの専門家が監修したと思われる内容でした。
何も知らずに体操するのと、ポイントや効果がわかって体操するのとでは大きな違いがあると感じましたので、今回あらためてご紹介します。
手順
1. 体をほぐすための準備運動
両手の力を抜き、前後・左右に大きく回して体をほぐします。
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2. 後頭に手を組んで、体を左右に倒す運動
後頭に手を組んで、足を肩幅に開いて力を入れ、手を頭に押しつけて、頭は手を押し返すようにします。両肘は、グッと開くことがコツです。そして体を左・右と倒し、体を元に戻します。
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3. 掌を上に組んで、体を左右にひねり、前後に曲げる運動
(1)掌を上に組んで裏返し、(2)体を左右にひねり、(3)次いで手を上げたまま体を後ろに反らせたら、前に倒していき、両腕・両脇・胸・お腹の緊張を味わいます。
そして、ふんわりとした感じに体を元に戻します。
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4. 肩を絞り胸を狭める運動
掌を強く握り、肩に力を入れて、肘から腕を曲げて、グーッと胸を狭めていきながら、首を前に倒します。このとき、奥歯を噛み締めて目と口を閉じ、顔と額に力を入れて深いしわをつくるようにすると、より効果的です。
そして、力を抜いて手を下ろします。
各運動のポイント
7〜8割の力で動き、終わるごとに脱力することがポイント。
筋肉の緊張と緩みを実感しましょう。目を閉じて呼吸に合せると、なお効果的です。
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5. 首を後ろに曲げ肩を上に持ち上げる運動
両手を後ろに組んで上げながら、首に力を入れ頭を後ろに倒し、肩をグーッと持ち上げて首筋の緊張を味わいます。そして、力を抜いて手を下ろします。首や肩の凝りがほぐれてきます。
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6. すくめた肩を開き、首を後ろに倒し、手を上に上げる運動
掌を握り曲げた腕と、すくめた肩に力を入れながら首を後ろに倒し、手を固く握り、グーッと上に伸ばして掌を開きます。そして、力を抜いて手を下ろし、ゆったりとします。
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7. 手の指を振る運動・深呼吸
両手の指と腕の力をすっかり抜いて、ぶらぶらぶらっと、少し強く振ります。
そのあと、深呼吸をします。
リフレッシュ体操の効果
- 自分でも気づかなかった筋肉の緊張や凝りがゆるみ、自分自身の体の感覚を取戻せます。
- だらけた感じの心や体を活性化し、のびのびとした、ゆとりのある心身の状態をつくります。
- ストレスによる心身の疲労や心的なマイナスのエネルギーが、筋肉の緊張と弛緩で緩和されます。
- 筋肉の緊張と弛緩による快さを実感できる速効性が、自分自身の健康な「心と体」への“気づき”を深めていき、自律神経系の働きのバランスを整える条件づけとなります。