
協力工場見学「ダイカスト製造現場」レポート

亜鉛ダイカスト鋳造を中心とした工業用製品の生産を行っている協力工場の一つ、株式会社北島ダイカスト工業所様を見学させていただきました。半世紀以上に渡り、タキゲンと長くお付き合いのある協力工場です。弊社製品の平面ハンドルや密閉ハンドル、シリンダー錠などを製造していただいています。

参加メンバー
◆ 情報営業課 ⿊澤 ◆ 東京店 野中
◆ 品質保証課 ⼩⻄ ◆ 品質保証課 千川原
立地環境
拠点を構えるのは、埼⽟県の南端に位置する川⼝市。荒川を隔てて東京都に隣接し、ベッドタウンとしての⼈気が⾼いエリアです。また、江⼾時代から鋳物の産業が発展し、機械・部品・⾦属・精密加⼯のものづくり産業が根付いています。
研修内容

ダイカスト製品の製造⼯程について学び、タキゲン製品および協⼒⼯場様の理解を深めるため、研修を⾏いました。
- 講義:ダイカストと鋳物の違いについて
- 見学:鋳造・加⼯・組⽴て・鍵製作の各現場
- 体験:平⾯ハンドルの組⽴て
参加メンバー レポート
情報営業課 ⿊澤
鋳物とダイカスト鋳造の違いを詳しく知ることができました
鋳物は⼿作業で⾦型に鉄を流し込んで作ることや、1個からでも製作が可能であり、ダイカスト鋳造では作れないような形状も製作できることを学びました。一方で、ダイカスト鋳造は⼤量⽣産が可能で、⼀定の⾦型があれば継続して⽣産できることや、納期短縮が⾒込めるなど、鋳物とダイカスト鋳造のそれぞれのメリットやデメリットを詳しく知ることができました。
東京店 野中
素材を無駄なく再利⽤できる平⾯ハンドルの製造⼯程に驚き!
平⾯ハンドルの⾦型や、⾦型からできあがった製品を拝⾒しました。トリミングして余った部分は、再び熱で溶かして再利⽤できることは驚きでした。しかし、⼯程の中でめっきを施した場合は再利⽤ができなくなってしまうとのこと。タキゲンで取り扱っている製品にもめっき加⼯品が多くあるので、廃棄物を増やさないためにも、適正な在庫管理と発注の⾒極めが⼤切だと感じました。
品質保証課 ⼩⻄
従業員全員の個々の意識が⾼い品質を保つポイント
鋳造では、亜鉛合⾦の成分を定期的に検査し成分を確認していること、組⽴てでは、各⾃が組⽴⼯程表に注意点を細かくメモし、従業員全員で不具合を出さないという共通意識を持って作業を⾏っていることを理解しました。「各⼯程で不具合を出さなければ不具合品は出ない」という⾔葉を⼤切にしているというお話を伺い、私もこの意識を⼤切にして業務に取組みたいと思いました。
品質保証課 千川原
製造⼯程の緻密さを知り、協⼒⼯場の存在の⼤きさを実感
タキゲンの主⼒製品であるハンドルはダイカストとは切っても切れない関係であること、そして数多くの製造⼯程の内、⼀つでも抜ければ製品として成⽴しないことを実感しました。お客様にタキゲン製品をお届けする、その背景には協⼒⼯場の多⼤なる⽀えがあります。当社との信頼関係が⻑年にわたって築かれてきたことを学び、私もその⼀員として信頼していただけるよう努めていきます。