タキゲンでは社外の研修制度も取り入れています。
標準化の進め方の基本、ケースで学ぶ論理的思考力ブラッシュアップ研修、ポジティブ・リスニングの基本
当社は社是「人材の育成」を掲げて、普段より社員教育を行っております。そのひとつに株式会社ラーニングエージェンシー様の「Biz CAMPUS」に参加し、社員の研修に役立てています。会社の指示で参加するのではなく、全社員が自分のペースで何回でも研修・セミナーを受けられます。各階層別に120以上のセミナーがあるので個人のスキルアップにも大いに役に立っています。
受講テーマ 標準化の進め方の基本 浦和支店 S.Y
「標準化の進め方の基本」は、2人1組でディスカッションし、プランを立てていく研修でした。
標準化とは、「誰でも同じレベルの仕事ができること」「仕事のスキルが偏らない(ベテランのノウハウに頼らず同じ仕事ができる)」ことで、誰がやっても、環境が変わっても継続して使える仕組みのことを指します。これにより業務品質の向上、効率化、コストダウン、短期化などがあげられ、再現性、継続性のある成果を創出できます。
標準化を進めるにあたって、業務と対象者を設定することが大切になります。私は、新入社員、若手社員に対する集荷、出荷業務の標準化という内容を設定しました。
受注、売上、集荷、発送などに関してはマニュアルに基づき指導・教育を行い、標準化を推進するのも有効と感じました。また対象者、担当者のみではなく、他の社員も巻き込んで監督、参画することで社内全体の意識が高まり、誰でもできることで、しなくてはならない業務のミスが少なくなっていくのではないかと感じました。
受講テーマ ケースで学ぶ論理的思考力ブラッシュアップ研修 広島支店 S.M
論理的思考力向上の前提は、①適切な思考法の取得、②論理的思考に必要な知識の取得、③適切なアウトプット方法の取得が挙げられます。そして、論理的思考力とは、情報の繋がりが正しい筋道を立て、多くの人が受け入れられる思考法のこと。論理的思考法には、前提を基にして論理に従って結論を出す「演繹法」と、複数の事実を総合し結論を導く「帰納法」があります。
研修は実践で、某社の2000年以降の経営不振の原因分析を題目に、原因をロジックツリーにまとめ発表しました。
なぜなぜ問答を繰り返し、どちらから読んでも筋道を合わせる点では、なかなか筋道が合わず苦戦しました。同じチームに普段の業務でもロジックツリーを作成している企業の方がおり、大変勉強になりました。大項目の設定を間違えると、その後の筋道が大きく逸れてしまうため、最初が肝心だと感じました。業務の失敗での検証や、これから業務を始める場合にロジックツリー方式で考えると、どのような結果になるのかなど、想定しやすくなると思いました。
受講テーマ ポジティブ・リスニングの基本沼津支店 T.M
「ポジティブ・リスニング」とは、「しっかり聴いていますよ」「興味深いですね」など、聴き手から積極的にメッセージを伝えることで、話し相手に心を開いてもらう聴き方です。その要素には、心と体で聴く「基本リスニング」、相づちを繰り返す、質問で聴き出す「実践リスニング」があり、ビデオや実践を通して様々なポイントを学びました。
「きく」態度には、無意識でBGM・雑音のように「聞く」ことと、言葉・視覚情報を意識して「聴く」があり、聴き上手は、相手の心を癒す、好かれる、成長が速いなどのメリットがあるとのことでした。
また、認識・肯定・関心・賞賛により相手の要求事項を心で聴く「バケツ理論」、話を奪わない・口を挟まない・否定しないことで相手を受け入れ、話を最後まで素直に聴く「ハート・リスニング」という聴き方も実践しました。
今回のセミナーで、自分の聴くときの態度に関する反省点や、聴いた後に意識して伝えるべきことを学びました。自己の改善で支店員のスキルアップが可能になるとのことなので、即実践いたします。