
日本配電制御システム工業会 関西支部主催 第58回 軟式野球選手権大会 タキゲンロックスA級優勝
2019年2月16日より「第58回 軟式野球選手権大会」が行われました。強豪たけびし様が3連覇に挑む今大会。
昨年、初戦敗退に涙を飲んだ我らがタキゲンロックスが雪辱を果たし、悲願のA級リーグ優勝に輝きました。
2月23日 対 内外電機様
【2回戦】緊張の初戦

大阪支店 井出
昨年の初戦敗退という苦い思いから1年、雪辱を晴らすべく、今大会にかけるチーム全員の思いは例年以上であった。
初戦の相手は、初参加の名神電機様であったが、諸事情により棄権の申し入れがあり、タキゲンは不戦勝で2回戦に進出。
2回戦の相手は内外電機様。タキゲンにとってはこれが初戦となるが、相手は1回戦を勝ち上がっての試合。チームの経験値・仕上がりに開始前から不安がよぎる。
しかし不安も束の間、タキゲン先攻で始まるが、初回から相手ピッチャーがコントロールに苦しみ、無死2・3塁のチャンスで3番 黒木(大阪)を迎える。
制球に苦しむピッチャーの甘い球を力強くはじき返し、先制の2点タイムリーヒット。ここからチームはさらに勢いを増し、打者一巡の猛攻をみせ、なんと初回に6得点を挙げる。
投げては黒木が味方の援護もあり、気持ちに余裕ができたのか、持ち味の速球を武器に打者を次々と打ち取り、最終回まで0点に抑えるピッチング。
この日、初回以降も着々と得点を重ね、坂口(大阪)や高須(神戸)はベテランらしい巧みなバッティングでヒットを放ち、安藤・南(大阪)の盗塁を含む、足を活かしたプレーで貢献するなど、チームとして若手とベテランが上手く噛み合い、9点と大量得点で5回コールドとなった。
蓋を開けてみれば「9-0」と、試合前の不安はどこへやら。チームとして上々の仕上がり具合に安堵しつつ、次の準決勝に向け気持ちを引き締め直し、さらにチーム一丸となって勝ち上がりたいと士気が高まる2回戦であった。
3月2日 対 たけびし様
【準決勝】強豪との戦い

大阪支店 山根
A級リーグ連覇中のたけびし様との準決勝。一段と気合を入れて挑んだ試合となりました。
初回から強打を誇るたけびし様が先発・エース黒木(大阪)の速球を幾度となくはじき返すも、鉄壁の守備が援護し0点に抑え回を進めていく。
しかし、0点に抑えてはいるが、黒木は厳しいコースを攻めるため、フォアボールからピンチを迎えるなど緊張感が続く展開となりました。
一方タキゲン打線は、相手ピッチャーを芯で捉えることができず、なかなか出塁させてもらえない。両チームなかなか点が決められず重い雰囲気が続くが、守っては南(大阪)の勇気ある顔面キャッチ、大槻(大阪)のヘッドスライディングなど、全員がチームを盛り上げるプレーに徹しました。
それら闘志溢れるプレーが続く中、均衡を破ったのは6回表の攻撃。2番 吉牟田(大阪)が相手の失策から出塁、相手のミスと進塁打でチャンスを広げ2死3塁、この日一番のチャンスとなる。迎えるバッターは主砲・4番 齊藤(京都)。粘り強いファールの連続から、値千金の先制タイムリーヒットで、好投を続ける相手ピッチャーから見事1点を掴み取る。
しかし、たけびし様も意地の猛攻、直後の6回裏にまさかの1点を取り返される。1-1で最終回を迎え、この回先頭の井出(大阪)が死球で出塁し、9番 安藤(大阪)がヒットでチャンスを広げる。
迎えるバッターは俊足の大槻(大阪)、勝ち越しヒットを期待するもボテボテのゴロ。万事休すと思いきや一塁まで全力疾走していた結果、奇跡の内野安打。その間にランナーがホームに帰り、見事勝ち越しに成功。が、喜びも束の間、その裏たけびし様に1点返され、両者一歩も譲らない試合で試合既定の7回を終える。
白熱した試合もここまで、時間の兼ね合いで延長戦がかなわず、最後はまさかの両チームじゃんけんで勝負を決めることになる。
先に5勝したチームが勝利のルールであり、運だけはどこのチームにも負けない関西野球部。一人目から連勝が続き、4-2で迎えた安藤(大阪)が見事勝利。スコア「5-2」で勝利を得ることができました。
3月9日 対 因幡電機産業 近畿電設様
【決勝】白熱の大接戦!

大阪支店 吉牟田
今大会まで2連覇を達成していた、たけびし様に準決勝で戦い、じゃんけんで勝ち上がるという運をも引き寄せた私たちは、勢いそのままに因幡電機産業近畿電設様との決勝戦を迎えました。
決勝戦まで強打で勝ち上がってきた因幡電機産業様が初回に牙を剥き、1点を先制される嫌な流れ。反撃に掛かりたいタキゲンだが、相手の技巧派投手に苦戦し、5回裏まで沈黙が続く。
この間、幾度となくピンチを迎えたが、セカンド大槻(大阪)のチームを救う大ファインプレーなども飛び出し、初回に点を奪われて以降、息詰まる投手戦でゲームは終盤を迎える。
反撃が始まった6回裏、相手のミスと大槻の激走もあり、同点に追いついたタキゲン。
なおも2死2、3塁のチャンスで迎えた打者は、決勝戦まで珍しく打撃好調で、驚異の打率6割を誇る、キャプテン井出(大阪)。大会初戦に臀部を肉離れしてしまうが、持ち前の明るさと精神論(筋トレすれば治る)を信じ戦い抜いてきたが、限界は近づいていたように思えた。
しかし、チームの期待を一身に背負い踏ん張りの効かない足で、気合いと根性で相手エースの速球をはじき返し、値千金の逆転タイムリー!
最終回を3人で抑え、「2-1」で、私たちは3年ぶりの配電盤大会優勝を成し遂げました。
今大会も全員が全力プレーに徹し、チーム一丸で戦い抜きました。メンバーの皆さん、1カ月間本当にお疲れ様でした。
そして、初戦から多くの方に応援に来ていただき、皆様の声援が力となり優勝できたと思います。本当にありがとうございました。来年も優勝目指して頑張ります!