霊峰「白山」また登りたい!〜そこに山がある限り〜
昨年8月末に白山初登頂を終え、予定通り私たちは二度目となる登頂に向け、意気揚々と準備を始めました。何を用意したか報告し合うなど、準備段階からはしゃいでいました。
そして当日。4日(土)午前9時、向かう先は山頂付近の山小屋です。今回の目的はご来光。宿泊するため、 10kg近い荷物を携えた私たちは、前日の雨でぬれた岩場を必死に登っていきました。そこは登山がお手のもの、先導の伊藤さんが、抜群のペース配分で皆を支えてくれました。後方にいた小嶺さんもまた、縁の下の力持ち。遅れを取り始めてもいない井出君をむやみに後ろから突き上げ、和気あいあいと和やかムードでした。
進んでいくと、昨年の登頂時期より1ヶ月以上も早か ったため、山の装いが全く違いあたりは雪、雪、雪・・・。一面に残雪があり、前回のルートを見失うほどでした。あえなく別ルートからのアタックに変更することにしました。
するとその道中、前回では見られなかった高山植物たちが顔を見せ、私たちを出迎えてくれました!白山の一番の特徴は、雲上の楽園のように頂上付近に咲き乱れる高山植物と聞いていた私たち。見つけるとともに子どものようにはしゃぎ始めたのは中山さん。
また、普段写真を撮らない三上さんまでパシャパシャと。花々に興奮しているうちに白山名物に到着、一口で三年寿命が延びる「延命水」で喉の渇きを潤し、一息ついてふり返れば、そこには雲海が広がり、まさに絶景!!!
そんな景色に癒され、最後の力を振り絞り、山小屋に到着したのは15時でした。お疲れ様と言わんばかりに伝説になっている黒ユリが迎えてくれ、みんなでまた興奮!しかし疲れもあってか、19時には就寝。日の出に備えました。
起床は5日(日)3時。あいにくの霧雨模様でしたが、山頂登頂を決行。ギリギリで日の出時刻4時半に間に合 った私たちは、時刻ぴったりに他の登山者と一斉に万歳三唱!日の出が見えなくても、登ってきた達成感が一気に込み上げる瞬間でした。本当に気持ちいい~!!
優れない天気とは裏腹に、晴れ渡るような気持ちになった私たちは帰路について言うのでした・・・「また登りたい!」(名古屋支店 中村 )
[新 潟 支 店]中山 裕智
[名古屋支店]伊藤 裕次(撮影)、中谷 悠基、三上 貴大、中村 太一
[大 阪 支 店]井出 圭祐
[神 戸 支 店]小嶺 敬二郎
※白山は石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがる白山国立公園内に位置しています。