施錠・解錠が一目で分かる。安全面を「見える化」A-372-STシリーズ

インタビューイ:大阪支店 才川

インジケーターで施錠・解錠の「見える化」を

ー インジケーターシリーズが増えていますが、なぜ必要とされるのでしょうか?

才川 タキゲン製品は、配電盤やキュービクルといった電気設備に使用されることが多く、メンテナンスや点検作業のため、不特定多数の人が出入りする現場に設置されています。今回相談をいただいたお客様によると、現場を確認した際にハンドルが解錠状態になっている場合が何度かあったそうです。作業者によっては、ハンドルをロック(止め金、ロッド棒を固定)すると、錠前も施錠したと誤認されるようです。しかし、実際には扉は閉まっていても錠前は施錠されていない状態になります。

また、施錠確認はハンドルを回転させて行いますが、パッキンなどの締込みで固くなっている場合もあり、施錠していると勘違いしてしまうこともあるそうです。ハンドル操作での施錠確認は、作業者のバラツキや思い込みなどによる誤認も多く発生しているようです。

そのため、誰が確認しても同じ結果が得られる【見える化】を現場にも採用したいとのご要望より、インジケーターシリーズの注目度が高くなっています。少し離れた状態からでも施錠・解錠の確認ができるため、安全面からも需要が増えています。

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施錠忘れが少なからず発生している

ー 今回、防水ダブルロックハンドルA-372シリーズでインジケーターが必要になった理由は何ですか?

才川 A-372は鍵と抜差しハンドル両方で施錠・解錠するダブルロックハンドルです。抜差しハンドルで扉をロック(固定)しただけで施錠したと認識されることが多く、錠前は解錠された状態(施錠忘れ)になっていることが後を絶ちません。

また、施錠確認する際にも目視で確認できないため、抜差しハンドルを挿して操作する(回転しなければ施錠)必要があるので、手間が掛かります。検査効率も悪く作業時間がかかり、困っているとのご意見をいただきました。

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ー ゴムキャップを透明にした経緯を教えてください。

才川 インジケーター仕様を進める中で、新たな問題が発生しました。ダブルロックハンドルは屋外での過酷な状況に設置されるため、ゴムキャップA-372-RCを併用していました。せっかくインジケーターで目視確認できても、黒色のゴムキャップをすると施錠・解錠が分からず同じ問題が発生します。

また、打合せの中でさらなる問題でお困りの声をいただきました。なんと、鍵と抜差しハンドル両方の施錠をし忘れた状態で、ゴムキャップを付けている場合もあるとのご意見をいただきました。ゴムキャップを装着すると、目視検査ではゴムキャップをしていることだけの確認になり、施錠・解錠は判断できません。

それは扉がいつ開いてもおかしくない状況で、大変驚きました。

その2点を解消するためには、ゴムキャップを透明にするしかないと思い、同時進行でシリコーン製の透明キャップの製品開発に着手しました。

従来品のゴムキャップ

従来品のゴムキャップ

鍵の状態が確認できる

鍵の状態が確認できる

スクエアなデザイン

スクエアなデザイン

ー 最後に、改めてインジケーター付防水ダブルロックハンドルの特徴を教えてください。

才川 施錠(緑)、解錠(赤)状態が一目で分かります。施錠は扉が開かないので安全の緑、解錠は扉が開くので危険の赤と覚えていただければと思います。できる限りインジケーターを大きくしたいとの要望で、設計を工夫しました。その要望を実現させ、少し離れた状態でも認識することができるようになっています。

A-372-Fとデザインが異なる理由は、一番小型のタイプA-372-ST-3のインジケーターをできる限り大きくするために段差をなくしました。段差をなくしスクエアなデザインになったことで、盤やBOXにマッチすると大変好評です。要望をいただいたお客様には多くの現場で使用していただいております。

タキゲンでは、今回ご紹介した製品のほかにも、インジケーター付の様々なタイプのロック装置を開発しています。作業者の確認時間を短縮しながら施錠忘れを防止し、安全性を高める製品創りに貢献していきます。

製品情報

[A-372-ST]インジケーター付防水ダブルロックハンドル

鍵と抜差しハンドルで施解錠

抜差しハンドルで扉を密閉、鍵で施錠してセキュリティアップ。
従来品のA-372-Fと取付け互換があります。
ハイセキュリティ錠前TAKシリーズに組換えることができます。
仕様
材質:アルミニウム合金(ADC)
表面仕上:シルバーメタリック塗装
鍵番号:No.0200
付属品:キー2本、大ナット、ビスセット

詳細情報・CADデータ

[A-372-RC-ST]A-372-ST用ゴムキャップ

ゴムキャップの上からでもインジケーターを確認

本体に取付けることにより、防塵性と耐食性を向上させます。
備考
本品を使用する場合、ダブルロックハンドル本体に使用されているシートパッキンは必ず外してから組込んでください。

詳細情報・CADデータ