第3回:止め金取付部の強度確認試験(キャビネット工業会規格「CA300」)

キャビネットに取り付けるハンドルの止め金が200N(約20kgf)の力を加えても、機能上有害な変形・破損を生じてはなりません。今回は機械的性能確認試験の中でも、止め金取付け部の強度確認試験についてご紹介します。

※試験に用いる止め金は、止め金取付け部の強度確認が主目的であるため、止め金自体の変形が生じないよう、充分な強度の止め金を使用すること。ただし、平面型ハンドルリフトタイプのように、専用の止め金を要する場合はこれを使用すること。

回転方向の強度確認試験:
ハンドルに止め金を取付け、止め金を開扉状態で固定する。

■レバー片側の中央付近に、回転方向に垂直に荷重を加える。

レバーハンドル T型タイプ

抜差しハンドル 正面抜差しタイプ

CA300-3-02

※レバー片側の長さが60mmに満たない場合は60/2mm×200N=6N・mの回転トルクを代替としてもよい。

■レバー中央付近に、回転方向に垂直に荷重を加える。

レバーハンドル L型タイプ

CA300-3-03

平面型ハンドル リフトタイプ

CA300-3-04

平面型ハンドル スイングタイプ

■レバー握り部の中央付近に荷重を加える。

抜差しハンドル 下抜差しタイプ

奥行き方向の強度確認試験

ハンドルに止め金を取付けハンドル中心部から40mmの位置に荷重を加える。

平面型ハンドル リフトタイプ