「ポンチ絵の基礎と描き方 vol.2」 アイソメ図の基本

講師:製品設計部 曽根

ポンチ絵_画像

Vol.1では「ポンチ絵とは」を解説しました。

アイソメ図の基本

ポンチ絵を描くにはアイソメ図を理解しておくとスムーズに描けるようになります。

アイソメ図は幅(W)と奥行き(D)を30度の角度で並行に、高さ(H)は垂直に描かれます。また辺の長さを元図面の0.82倍で描くことが基本となります。そのため立方体の場合、辺の長さは、アイソメ図上でも幅や高さ、奥行きとも等しくなります。

P10_アイソメP10_アイソメ

三面図からアイソメ図を描く場合

P10_アイソメ

  1. 正面図を描きます。
  2. 右側面図を描きます。
  3. それぞれの線を並行につないで完成です。形状がシンプルな面から描くと描きやすくなります。

中心位置の見つけ方

P10_アイソメ中心の位置の確認方法は対角線の交点が中心になります。補助線として対角線を引いて活用しましょう。

P10_アイソメ

円を描く場合は正方形を基準に描きます。正方形の中心を通る補助線を引き、辺と補助線の交点が、円の接点になります。

円柱

P10_アイソメ

円柱がぴったり収まる、長方形を描きます。上下の正方形に合わせて、円を描き、端点を垂直に結んで円柱の完成です。

円錐

P10_アイソメ

底になる円を描きます。高さは円の中心から、垂直に立ち上げ円の接線を結びます。端点ではないので注意してください。

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