「ポンチ絵の基礎と描き方 vol.3」 ポンチ絵の具体的な描き方
講師:製品設計部 曽根
前回は等角投影法(アイソメ図)について簡単に学びました。そのことを思い出しながら、ポンチ絵を描いてみましょう。
❶図面の描き方と同じように一番特徴のある面を正面とし、基準として、約30度の角度で描いていきます。
❷同じ図を30度の角度で奥行き方向の長さ分ずらして裏面を描きます。(コピー&ペーストのイメージです。)
❸正面と裏面の対応する頂点をむすびます。
❹見えない線を削除します。
❺上面を描き加えます。
❻R形状になっている部分を丸めることで、よりリアルになります
❼鉛筆で消しながら完成を目指すと描きやすくなります。
❽寸法・材質・部品・特記事項などをいれて完成です。
ポンチ絵がうまく見えるコツ!
・外形線を太く描くことでより立体的に見えます。
・影になる部分や、曲面に細線を入れることでさらに奥行きが表現できるようになります。
三回を持ちまして、ポンチ絵の描き方は終了になります。
慣れるまでは時間がかかります。うまく描くことにこだわるのではなく、とりあえず描いてみて、伝わらない部分は文字で補っていきましょう。
最終的には下書きなしで、描けるよう練習していきましょう。