「図面の見方・書き方 vol.2 図枠と線種について」線の種類にはルールがあり情報が詰め込まれている

講師:製品設計部 峯村

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製品を開発するために必要な図面の基礎知識を養うため、新入社員向けに講習を行いました。その講義の内容をご紹介いたします。

vol.1 三角法についてはこちらから

図枠

図面は図枠の中に記載されます。図枠の表題欄にはその図面の単位や縮尺といった情報の他に、商品名・商品番号・材質・表面処理・数量・質量などが記載されます。また製図した記録を残すために、製図、検図、承認した人のサインや日付を記録したり、改定の記録を記述します。各企業で決められた図枠が準備され、それらの情報が見易く整理された形になっています。

図面の図枠と表題欄

線種について

紙面上の図面は基本的に黒一色で描かれます。そのため、外形線や中心線、製品の動きを示す想像線など、太さと線種がルール化されています。

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特殊な表現方法「ねじ」

ねじ「おねじ」はねじの谷の径線を細く、外径線を太く表現します。また、「めねじ」は谷の径線を細く、内径を太く表現します。

図面の折り畳み方

たたむ図面の折り畳み方にもルールが存在します。ファイルで綴じられたときでも開けるように、また畳んだ状態でも表題欄が閲覧できる形に折ります。


次回は、寸法記号についてお伝えします。