企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!
世界初の水素ホテル
暮らしに欠かせない電気をつくり出したり、車を動かしたりするエネルギーは、まだまだ石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料に依存しています。 地球温暖化につながる二酸化炭素を排出するこれらの燃料に替わる存在として注目されているのが“水素”です。この水素と酸素の化学反応を利用して発電する燃料電池は、発電時に二酸化炭素はもちろん、窒素酸化物なども発生しないので、空気を汚しません。
株式会社東急ホテルズが、川崎キングスカイフロント東急REIホテル内、約30%の電気エネルギーに【(A)】を活用。
神奈川県川崎市川崎区殿町にある「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」は“世界初の水素ホテル”。水素をそのまま使って発電する純水素燃料電池システムを活用しています。ホテル内の照明などの設備にこの電力を使用し、発電の過程で発生した熱を客室用の給湯設備と連動させてお湯としても供給。ホテル内の約30%のエネルギーを水素でまかなっています。
二酸化炭素を発生させずに発電できるのはもちろん、プラスチック・リサイクル設備からはパイプラインで運ばれるため、水素を輸送する際の二酸化炭素も排出されず、環境負荷が少ないシステムになっています。この取組みは、環境省が主導する「使用済プラスチック由来低炭素水素を活用した地域循環型水素地産地消モデル実証事業」の一環として行われています。
(A) 水素
「エネファーム」は【(B)】をつくる農場
「エネファーム」は、都市ガス・LPガスから取り出した水素と空気中の酸素から電気をつくる家庭用燃料電池。ネーミングは「エネルギー」と「ファーム=農場」を組合せた造語です。発電時に発生する熱は給湯や床暖房などに利用できるため、効率的で家計の省エネにも貢献。現在は2社で生産されており、条件が合えば補助金による減額が受けられます。
(B)電気