
企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!
燃費効率が良く環境面にもメリット「燃料電池自動車」

地球環境への負荷が少ない燃料電池は、水素を燃料として空気中の酸素との化学反応により電気を発生させます。この電気でモーターを回して走るのが燃料電池自動車です。走行時に水しか出さず二酸化炭素や大気汚染物質が発生しないほか、ガソリン自動車に比べて燃費効率が良いなど、環境面でのメリットが注目されます。また、1回の充填での走行距離が長いのも特長です。日本車ではトヨタ自動車「MIRAI」、本田技研工業「クラリティFUEL CELL」(リース専用)が市販されています。

徳島県が全国初!
「【(A)】パトカー」の運用を開始
徳島県は、「地方発の水素社会」の実現に向け、水素エネルギーの普及啓発に取組んでおり、その一環として本年4月、全国初の「燃料電池パトカー」の運用を開始しました。このパトカーは、県内トヨタ自動車販売店4社から寄贈された燃料電池自動車「MIRAI」に、パトカー仕様の改造と県内児童を対象とする公募によって決まったラッピングデザインを施しています。
今後は、県内各地で開催される警察広報活動に併せた水素エネルギーの普及啓発のほか、災害発生時における信号機への電力供給をはじめとした非常時での活用を検討しています。
燃料補給は?
燃料電池自動車は水素ステーションで燃料の水素を補給します。昨年12月時点で稼働中なのは全国112カ所。ガソリンスタンドやコンビニとの併設も進み、更なる整備拡大を予定しています。なお徳島県の燃料電池パトカーは、県庁に設置された「自然エネルギー由来・水素ステーション」を活用し、CO2フリー水素により運用されています。
(A) 燃料電池


【(B)】でできた車
車体の素材から車の未来を変える「CNF(セルロースナノファイバー)」が注目されています。CNFは様々な木を原料にできる新素材で、鋼鉄の5分の1の軽さで強度は5倍以上です。車体は1割軽くなると燃費が1割向上すると言われCO2の削減にも貢献します。プラスチックやガラスに代わる素材としても期待され、車以外の活用も視野に、早期の実用化に向けた実証実験が進められています。
(B) 木