企業のユニフォームをリサイクル
私たちの仕事を支えるユニフォーム。着心地や機能性、洗濯のしやすさはとりわけ重要なポイントですが、同時に環境への配慮も求められています。合成繊維や合成樹脂を使用しているユニフォームは多く、産業廃棄物に該当するため、法令に沿って処分する必要があります。リサイクルやリユースをはじめ、適切に扱うことで産業廃棄物を減らす試みが各所で行われています。
【ミズノ製佐川急便ユニフォーム】
累計約1,000万本の【(A)】をエコユニフォームとして再利用
スポーツ品メーカーのミズノは、様々なスポーツシーンでのアパレル開発で培った知見を活かし、ワークウェアとして高い機能性を持った企業ユニフォームを提案しています。
そのひとつが、青と白と赤の横縞でおなじみの「佐川急便」のユニフォーム。動きやすいことはもちろん、快適な着心地や吸汗速乾性、臭いを抑えるデオドラント機能など、ハードな力仕事やお客様への配慮が求められる物流現場のニーズに応えています。さらに特筆すべきは「素材」。半袖で6本、長袖で8本の500mlペットボトルを再利用した生地を使用しています。このエコユニフォームは、ミズノと佐川急便が地球環境保全に配慮した取組みから生まれたもので、両社は2007年から2018年までに製造した213万着のユニフォームで、累計約1,000万本のペットボトルを再利用しています。
着る人にとって快適なだけでなく、地球環境にとっても優しい、そんなユニフォームを開発・提供することで、環境負荷の低減を継続しています。
(A) ペットボトル
タキゲンのユニフォームを【(B)】リサイクル
タキゲン社員が着用している緑色のユニフォームには、リサイクルマークが縫付けられています。これは製造から販売・回収・再生利用に至るまで適正に管理され、環境保全に配慮したユニフォームに縫着されるもので、タキゲンでは2011年より実施。廃棄するものは、使用済み製品を原料として再利用するマテリアルリサイクルによって、自動車内装材や建築資材などに生まれ変わっています。
(B) マテリアル