
企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!
つくる責任 つかう責任

近年「SDGs」という言葉をよく耳にします。これは「持続可能な開発目標」を意味し、国連に加盟する193カ国が2030年までに達成することを目指しています。17個あるゴールの12番目「つくる責任 つかう責任」は、持続可能な消費の生産パターンを確保することが目的で、モノづくりを行う各メーカーで様々な取組みが行われています。今回は、そんな「つくる責任」についてある取組みを行っている企業に取材しました。
不要な【(A)】を下取りし、代替燃料としてリサイクル!
子どもが成長するにつれ、お気に入りのおもちゃもどんどん変わっていきます。誰かにあげるにしては使い古されボロボロ、流行も過ぎてしまえば行き着く先はごみ箱のみ…。そんな状況を打破するべく、玩具メーカーのセガトイズは『セガトイズエコプロジェクト』を立ち上げました。これは、使わなくなったおもちゃを下取りし、新しいおもちゃを購入する代金の20%分として利用できるというもの。下取りされたおもちゃは丁寧に分別され、プラスチック部分は「サーマルリサイクル」されます。「サーマルリサイクル」とは、ごみを石油や石炭などの代わりとして焼却し、その際に発生する熱エネルギーを発電や暖房、温水供給などに利用するリサイクル方法です。二次利用が難しい素材は廃棄されますが、回収したおもちゃの約90%以上のパーツはリサイクルされています。新しいおもちゃをお得に購入でき、環境にも配慮することができるこのプロジェクトは、子どもたちの今も、そして未来も輝かせるエコな取組みとして注目を集めています。

(A) おもちゃ

キッチンから脱プラスチック【(B)】が水切りネットに?

プラスチック製品の使い捨てを減らすために、キッチン周りでもできることがまだまだあります。まずはスポンジ。植物繊維から作られるセルロース製スポンジは価格がプラスチック製品と変わらないものが多く、デザインも豊富です。また、生ゴミ処理で使う水切りネットは新聞紙で代用が可能。小さくたたんで袋状にして使えば、水分が吸収されるので防臭効果も期待できます。身近なところから脱プラを意識していきましょう!
(B) 新聞紙