企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!

ポテトチップスで有名な株式会社湖池屋のエコ活動をご紹介

大型消費・大型廃棄型社会から循環型社会への転換のため、2001年に「食品リサイクル法」が制定されました。外食産業や小売業・卸売業だけでなく、食品製造業に対しても製造工程における食品廃棄物の削減や、飼料や肥料への再利用が求められています。その結果、近年では食品製造業の再利用率は96%という非常に高い水準を誇っています。今回はそんな食品メーカーのひとつであり、様々なエコ活動を推進している企業をご紹介します。

【株式会社湖池屋】
規格外チップスの油分は【(A)】に!
老舗メーカーのSDGs活動

1953年に創業し、日本で初めてポテトチップスの量産化に成功した湖池屋。「食でくらしをゆたかに。」という考えのもと、様々なSDGs活動を積極的に行っています。代表的な例として、ポテトチップスの製造途中で発生する廃棄物の再生率はなんと97.3%!芋を洗浄した際に出る汚泥は培養土に、芋皮や芋片は有機肥料や飼料に、スライスしたじゃがいもから出たでんぷんは養魚飼料に、規格外チップスの油分を石鹸に、包材は固形燃料に、といった各工程での徹底したリサイクルを実施。合計10種類以上の素材を再生処理し、輸送コストやCO2排出量にも配慮しています。2021年10月からは「湖池屋SDGs劇場 サスとテナ」を1社提供で放映。“幅広い世代に親しまれ、人々の心を豊かにする”というアニメとスナックの共通点を活かし、SDGs活動を身近に感じてもらうためのコンテンツを提案しています。日本を代表するポテトチップスメーカーとして、地球環境と健康を意識した商品づくりを通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。

(A) 石鹸


消費者庁もレシピを公開
【(B)】レシピでフードロス削減!

日本におけるフードロスの約46%は家庭での廃棄が原因。今日から実践できる対策として、「リサイクルレシピ」を取り入れてみては? 消費者庁が大手レシピサイトに掲載しているリサイクルレシピは800を超え、「キャベツの芯」「固くなったパン」などのポピュラーな材料から「メロンの皮とわた」「枝豆の皮」を使ったものまで、ユニークなレシピが数多く公開されています。ぜひ参考にしてみてください!

(B) リサイクル