企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!
大日本印刷株式会社(DNP)のパッケージをご紹介
プラスチックは耐久性に優れ、加工しやすい一方で、半永久的に分解されずに残ってしまうというデメリットがあります。適切に処理されなかったプラスチックは、微細なマイクロプラスチックとなって環境や生物への悪影響を及ぼすことが問題視されており、現在国内外でプラスチックを使わない、もしくは削減する動きが高まっています。今回は、そんな「脱プラスチック」の取組みに貢献する画期的なパッケージについてご紹介します。
【大日本印刷株式会社(DNP)】
フィルムと同等! 高いバリア性を持つ【(A)】製のパッケージ
日用品や食品を安全に長期間保存するためには、容器に高いバリア性が求められます。例えば、スナック菓子などのパッケージはアルミ蒸着フィルムを使用し、プラスチックの割合が多い構成になっています。そこでDNPでは、プラスチック製のフィルムパッケージと同等のバリア性を持った紙製パッケージ「DNPスーパーハイバリア紙包材」を開発。長期保存が可能で、食品などの内容物を直接包装する一次包材としても使用することができます。また従来のフィルムパッケージと比較して、プラスチック使用量を約1/2に削減*でき、CO2排出量に換算すると、スナック菓子などで使うピロー袋で約20%、チャック袋で約35%のCO2削減が見込めるといいます。さらに、紙の重量比が50%を超えるため、容器包装リサイクル法では「紙製包装容器」に分類され、「紙マーク」を付与することができます。各企業に高い環境へのリテラシーが求められる昨今において、自社製品を紙パッケージへとシフトすることは、企業価値向上の一助となるかもしれません。
*アルミ3層仕様と比較したDNP試算値
(A) 紙
レジ袋の有料化、効果はいかに?
レジ袋辞退率は【(B)】%!
2020年7月から全国でレジ袋の有料化が始まりました。開始当初は賛否両論ありましたが、効果はどうだったのでしょうか? 環境省が2021年夏前にまとめた調査によれば、コンビニでのレジ袋辞退率は有料化前に28%だったのに対し、75%と約3倍近くに増加しました。また別のweb調査では、プラスチックごみ問題への関心がより高まった人も5割を超え、意識改革にも成功しているようです。
(B) 75