企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!

環境に優しい次世代コインランドリー

地球はその表面の約70%が水に覆われている「水の惑星」。しかし、そのうち人間が生活に利用できる水はたったの0.01%と、水は貴重な資源です。日本では今年例年になく早い梅雨明けだったことから、水不足が心配されています。また、きれいな水を作るためには多くの電力を使用するため、電力不足を補うためにも節水が必要です。今回は、くらしの中で多くの水を使う「洗濯」における、新しい節水アプローチをご紹介していきます。

【株式会社wash-plus】    
【(A)】不使用&超節水! 画期的な次世代コインランドリー

株式会社wash-plusは、アルカリイオン電解水を使った「洗剤レス」のコインランドリーを展開し、人気ビジネス番組でも紹介されるなど注目を集めています。約10年前に社長の高梨氏がコインランドリー事業への参入を検討している中で、アトピー性皮膚炎の子どもを持つ家庭が洗剤の影響に困っていることを知り、「洗剤を使わない洗濯」というアイディアを発案しました。洗濯に適したアルカリイオン電解水の濃度や工程をさまざまな角度から検討し、洗濯用アルカリイオン電解水「wash+ Water」と、その洗浄技術である「wash+ Technology」を開発し、特許を取得。「洗剤レス」は肌に優しいだけでなく、すすぎが1回で完了することから、通常のコインランドリーと比較して1カ月あたり57,375ℓ(一般的な浴槽286杯分)もの節水を実現しています。さらに、同社では今年6月から「排水レス」なコインランドリーの実証実験を開始。洗濯後の水をろ過し再利用することで、1カ月程度上下水道に依存しない洗濯が可能になります。この取組みは、今後、災害・断水時の地域サポートとしても期待されているそうです。

(A) 洗剤


家庭の水使用量は【(B)】が1位!
日々節水を心掛けよう

東京都水道局の調査によると、家庭で最も水を使っているのは風呂で、約40%を占めています。おすすめの節水方法は2つ。まずは洗濯に残り湯を活用!汚れが気になる場合は「洗い」だけに使用すると良いでしょう。また、「節水シャワーヘッド」に取り替えるのも◎。少ないお湯でも水圧が上がるように設計されているだけでなく、皮脂汚れをしっかり落としてくれる機能や、浄水機能が付いたものもあります。

(B) 風呂