企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!

花王株式会社の『省資源』への挑戦をご紹介します

日本では人口減少・少子高齢化が問題視されていますが、世界全体で見ると人口は増加傾向にあります。

国連の「世界人口推計2022年度版」によれば、世界人口は今年中に80億人、2058年には100億人を超えることが予想されており、それに伴う食料や資源の不足が深刻な問題となっています。

限りある資源を有効に使うために、私たちに何ができるのでしょうか?今回は、ある企業の10年以上にわたる『省資源』への挑戦をご紹介します。

【花王株式会社】アブラヤシ果実の使用量が約【(A)】 に!
洗浄業界に革新をもたらす「バイオIOS」

私たちが使っている洗剤の多くには、アブラヤシの果実を原料とする界面活性剤が使用されています。花王は、このままでは世界の人口増加や経済発展による需要拡大によって、2050年までに界面活性剤が不足すると予測しています。

サステナブルで豊かな生活の実現を目指し、この問題を解決するために、今まで使用されていなかった果肉部分からとれる固体性の油に着目。

10年以上の歳月をかけて研究を行い、洗剤に適した分子構造をもつ新たな高機能界面活性剤「バイオIOS」を開発しました。これにより、今までの濃縮洗剤と比べてアブラヤシ果実の使用量は約半分で済みます。

また「バイオIOS」は水に溶けやすく、少量で汚れが落ち、低温や硬度の高い水などの厳しい環境でも高い洗浄効果を発揮するという理想的な性質を持っています。

洗浄に130年向き合い、業界をリードする存在であるからこそ成し遂げた「バイオIOS」は、花王史上最高の洗浄基剤と語られています。

現在は衣料用洗剤の「アタックZERO」に使用されていますが、将来的には、身体用、食器用、住居用など様々な用途での活用が期待されています。

(A) 半分


家庭でもできる省資源
梱包材は【(B)】で代用!

荷物を発送する際、緩衝材(プチプチ)が使用されます。しかし、家庭でかさばる緩衝材を常備するのは邪魔ですし、後でゴミになってしまうという問題もあります。そこで代わりにおすすめしたいのが「お菓子」!袋入りのポップコーンやスナック菓子を荷物の隙間に詰めて送ることで、ゴミにならず、もらった人にもちょっと嬉しいサプライズになるんです。ぜひお試しください!

(B) お菓子