
企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!
日本を代表する海運会社が取組む「ゼロ・エミッション」事業

「ゼロ・エミッション」という言葉をご存知でしょうか? これは1994年に国連大学により提唱された考え方で、生産活動から排出される廃棄物をなくすことを意味します。中でも、温室効果ガス(CO2)の排出ゼロに向けた活動は各企業が注力しており、特に事業において多くのエネルギーを必要とする輸送分野では、喫緊の課題となっています。今回は、日本を代表する海運会社が取組む「ゼロ・エミッション」事業をご紹介します。
【株式会社 商船三井】無尽蔵のクリーンエネルギーである
【(A)】を大型商船の推進力に活用

「帆船」と聞いたとき、どんな船を想像しますか?
マストに大きな布を何枚も張り、風を受けて大海原を進むクラシカルな船の姿を思いうかべる方が多いのではないでしょうか?
商船三井が開発した「ウインドチャレンジャー」は、そんなイメージとは全く異なる最新型の帆船です。ウインドチャレンジャーの帆は「硬翼帆」と呼ばれる三日月形の断面形状で、幅15m、高さは23~53mまで伸縮可能。軽量なガラス繊維強化プラスチック(GFRP)で作られ、風の強さや向きをセンサーで感知し、回転・伸縮を自動で行います。
従来の帆船は帆の向きや張りを人が調整するため、操船には高度な知識と経験が必要でしたが、ウインドチャレンジャーでは自動制御システムを搭載し、通常の乗組員でも対応が可能になりました。風の推力を活用することで、従来と比較して日本~豪州航路で5%以上、日本~北米西岸航路で8%以上の燃費削減を見込んでいます。(※10万トンバルクキャリアの場合)
さらに同社では、帆走中に船内で水素を作り、その水素を燃料として活用・陸上へ供給する技術開発も進行中。最新の帆船技術を利活用した究極のゼロ・エミッションプロジェクトが始動しています。
詳しくはMOLサービスサイトをご覧ください
(A) 風力

家電購入の際は要チェック!
自治体から【(B)】がもらえるかも?

ゼロ・エミッションの実現に向けて、各自治体も様々な取組みを始めています。例えば、東京都では省エネ性能の高い家電製品に買い替えるとポイントを付与し、ポイント数に応じた商品券や割引券などを交付しています。他にも同様の助成を行っている自治体は多く、補助金やポイント付与、抽選式のキャンペーン実施など、さまざまな形で省エネ家電の購入を応援しています。ぜひお住まいの自治体HPをチェックしてみましょう!
(B) 補助金