宅配ボックスの設置実験で大きく下がった再配達率「49% → 8%」

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宅配業界でいま問題になっているのが再配達の多さです。国土交通省によると、年間の総取扱量40億2,000万個のうち約20%が再配達されているといいます。配達の日時を指定していないため不在時に配達されることが多く、国土交通省は、配達の時間帯を指定する、宅配業者とメールやアプリでコミュニケーションをとる、そしてコンビニ受け取りや宅配ロッカーを活用するよう呼びかけています。

特に宅配ボックスの活用は効果が大きく、福井県内で行なわれた実験では、共働き世帯106軒に宅配ボックスを設置したところ、宅配便の再配達率が実験前の49%から8%にまで下がっています(受け取れなかったのは大型品、冷凍・冷蔵品など)。

宅配トラックが再配達の際に排出する二酸化炭素は年間に約42万トンと試算されています。仮に、これを杉に吸収させようとすると、山手線の内側の2倍に相当する広さに杉を植えないといけないそうです。また再配達のための労働力は、9万人のドライバーの年間の労働力に相当するともいわれます。なるべく一回目で受け取りたいですね。

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