センサーで資源を分別回収するロボットの処理能力は、一日2,000トン
エコの領域で「グリーンAI」という言葉が使われはじめました。AI(人工知能)を活用して、さまざまな環境問題に取り組む試みのことです。実際に活動する際は、AIをロボットに組み込むことが多く、AIとロボットは切っても切れない関係になっています。
すでに廃棄物の分野ではAI搭載のロボットが効果を上げています。例えば、回収業者が集めた廃棄物は、工場でベルトコンベアーに載せられて流れ、それを作業員が手作業で分別するのが従来の方法でした。そこにAI搭載ロボットが登場。センサーで木材やプラスチック、ガラス、金属などを判別し、的確に分別することが可能になりました。手作業では一日300〜400トンが処理の限界でしたが、ロボットは2,000トンを処理します。
リサイクルの分野では、「分ければ資源、混ぜればゴミ」と言われるように、鉄やアルミ、ガラス、木材などを素材別に、しかも正確かつスピーディに分別することが求められます。AI搭載ロボットは、すでに20種類の素材を識別できるまでに進化しており、今後は全国のリサイクル現場へと活躍の場が広がると予測されています。
Question
日本はロボット大国です。経済産業省は、2018年に国内の産業用ロボットの稼働台数はいくらになると予測しているでしょう?
A 約148万台 B 約185万台 C 約232万台