エネルギー消費効率を改善する「トップランナー制度」は32品目

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日本は世界トップクラスの省エネ技術を誇っていますが、より一層エネルギー効率を改善しようと進められているのが「トップランナー制度」です。

これは、家庭用の電化製品など、現在商品化されている製品で最もエネルギー消費効率の優れているもの(トップランナー)をまず選び、今後の技術開発の見通しなどを勘案してエネルギー消費効率の「目標値」と達成までの目標年度を定める。そして、各メーカーは定められた年度までに目標値をクリアしていく、というシステムです。

1999年4月にスタートし、2017年3月にはエアコンやテレビ、電気冷蔵庫、ストーブなど32品目が制度の対象機器に指定されています。

対象機器に選ばれるのは、国内で大量に使用されている機器で、相当量のエネルギーを消費し、そのエネルギー消費効率を向上させる必要が認められるもの。基準をクリアした製品にはエネルギー消費効率を示すラベルが張られ、消費者はそれをチェックして購入します。日本が開発した制度ですが、EUも注目して独自の制度を検討しているようです。