ゴミ拾いのスポーツ化「スポGOMI」で拾ったゴミの総量「約30万kg」

オリンピックやワールドカップの会場で、試合後に日本人サポーターがゴミ拾いをすることが何度も話題になっていますが、そのゴミ拾いそのものをスポーツ化したイベントがあるのを知っていますか? 名前を「スポGOMI」といいます。

6月に2020年東京オリンピックの開催地区の一つである江東区有明で開催された大会(主催:2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会)では、現役アスリートを含む200人ほどが40チームに分かれて参加し、制限時間60分でゴミ拾いの勝敗を競いました。

スポーツなのでルールがあります。審判もいます。拾うゴミの種別と量によってポイントが決められ、「チームの全メンバーが10メートル以内」にいる、かつ「走ってはいけない」というルールもあります。そして時間内に拾ったゴミの総ポイントで勝敗が決まります。

「スポGOMI」を主催する一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブによると、2008年に始めて現在までに世界各国で約320大会が行われ、3万8,000人以上が参加し、拾ったゴミの総量は30万kg以上といいます。やがては五輪種目になるのでしょうか。