昨年度の年末年始8日間に全国で発生した10km以上の交通渋滞、165回
お正月といえば帰省、そして帰省につきものなのが交通渋滞です。平成29年12月28日から平成30年1月4日までの8日間に、全国の高速道路で発生した10km以上の渋滞は165回、うち8回が30km以上の激しいものでした(国土交通省発表)。
交通渋滞によって失われる時間を示す指標に「渋滞損失時間」がありますが、国土交通省によればその数値は国民1人当たり年間約40時間以上とのこと。これは年間の平均自動車乗車時間の約40%に相当します。つまり、日本人は平均で年間に約100時間、自動車に乗っていて、その40%を渋滞で無駄にしているというのです。しかも、渋滞による経済的な損失額は11兆円とも12兆円とも試算されています。
渋滞損失時間が多い都道府県は、東京都、愛知県、大阪府、埼玉県、神奈川県の大都市圏が上位を占めていますが、人口あたりの比較では47都道府県で差は少ないようです。渋滞で速度が低下すれば、それは燃費の悪化につながり、排気ガスに含まれる二酸化炭素や窒素酸化物、粒子状物質の量ももちろん増えてしまいます。
Question
時速15kmで走っていた自動車(ガソリン車)が、速度を時速30kmにあげた時、排気ガスに含まれる二酸化炭素の量はどう変化するでしょう?
A 約10%増える B ほとんど変化なし C 約30%減る