
冷蔵庫、照明器具が過去10年ほどで減らした電気消費量は約50%
春は、転勤や大学入学(地方から都会へなど)の季節でもあり、引っ越しのごみが大量に出たり、新しく電化製品を購入する機会も増えます。日本人には「もったいない」精神が強く(最近は弱りつつありますが)、まだ使える家電は古くても使うケースは少なくありません。しかし、家電製品の場合、最新機種に買い替える方がエコには良いのです。
家庭で電気使用量の多い製品は、冷蔵庫、照明器具、エアコン、テレビが上位で、資源エネルギー庁によれば、この4機種で全体の約4割を占めるといいます。そして、最新機種の省エネ効果はというと、24時間稼働の冷蔵庫の場合、2007年当時の製品の電気消費量が570〜640kWh(年間)だったのに、2017年度の製品では半分の290〜320kWh(同)まで下がっています(日本電気工業会調べ)。照明器具では、8畳タイプのシーリングライトを蛍光灯とLEDで比べると、やはり電気消費量が50%ほど減っています(「あかりの日」委員会調べ)。テレビも32型液晶で34%(2010→17年)ほどの減少です。
新しい門出は省エネ家電とともに、エコに配慮したライフスタイルにしましょう。
Question
使用していない時にも電力を消費する家電製品の「待機時消費電力」は家庭が一年間に消費する電力の何%に相当するでしょう?
(平成24年、省エネルギーセンター調べ)
A 3.8% B 5.1% C 7.4%