リメイクも海外贈答もできるランドセル。その年間販売数は約90万個

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ピカピカの小学1年生が新しいランドセルを背負って通学する姿は、春の風物詩とも言えます。子供の数が減っているとはいえ、いまも100万人以上が毎年小学校へ上がっています。そのため、ランドセルの国内市場も90万個を超えると推計されています。

このランドセル、じつは海外でもジワジワと人気が高まっています。理由は、やはりアニメです。登場人物が背負うランドセルが可愛いと話題になり、いまではハリウッド女優にも愛用者がいて、リュックやショルダーバッグのように活用されています。

6年間使われたランドセル、その多くはゴミとして処分されますが、一部はNGOを通じて途上国へ贈られ、子供たちの就学を促進する役割も果たしています。過去15年ほどで約9万個のランドセルを贈ったNGOもあります。また素材(革)を活かしてランドセルを財布や定期入れ、キーホルダーなどにリメイクする人たちもいます。

調査によると、子供にランドセルを買うのは祖父母が多いとのこと。使い終わったランドセルを財布やキーホルダーにリメイクし、祖父母に贈れば喜ばれるかもしれません。