クールビズと日傘の利用で低減できる熱ストレスの割合「約20%」
5月下旬に北海道で39.5℃(年間を通じて過去最高気温)を記録するなど、ここ数年は極端な気象が頻発していますが、環境省はこうした猛暑への対策として、女性だけでなく男性にも日傘を利用するよう呼びかけています。
実験によると、日の当たる場所で日傘をさすと暑さ指数(WBGT)が1〜3℃低減されることが確認されました。また、男性が帽子だけを着用したときと日射を99%カットする日傘を使ったときとの比較では、日傘利用のときの方が汗の量が17%も減っています。夏のクールビズ(上着を着用しない)では熱ストレスが約11%低減しますが、さらに日傘を使うと約20%まで下がるというデータも取れました。
気象庁のデータを調べてみると、1876年(明治9年)から85年までの10年間、東京の8月の平均気温は25.5℃(最高26.7℃)でしたが、2009年から18年までの10年間は27.8℃(最高29.6℃)ですから、2.3℃も上昇したことになります。暑いはずです。
男性の日傘はちょっと照れくさい。でも猛暑攻めなら、背に腹は代えられないかもしれません。