日本全体のCO2排出量に占める貨物自動車の割合「6.5%」
2017年度に日本国内で排出された二酸化炭素の総量は11億9,000万トン。部門別では産業部門が34.7%を占めていますが、2番目に多いのが運輸部門の17.9%で、量にして2億1,300万トン。2001年に比べて17%近く削減しましたが、まだ多いのが現状です。
国内の貨物総輸送量は約48億トン(2016年度)、そのうち90%以上を担っているのがトラック(貨物自動車)で、二酸化炭素は日本全体の6.5%を排出しています。
貨物輸送を距離別にみると、一番多いのは100km以下の78%ですが、この距離の主役は圧倒的に自動車(主にトラック)で全体の97%ほどを占めています。つまりトラックのエネルギー効率を良くすることがCO2の削減にもつながるのです。
しかし通販による荷物の小型化が進み、1990年には貨物1件あたりの量は2.43トンでしたが、2015年には0.98トンにまで減っています。そのため積載効率は40%近くまで下がってしまいました。1トン未満の貨物の割合もすでに75%を超しています。
物流の主役はトラックですが、取組むべき課題が多いのも事実です。
Question
輸送距離が1,000kmを超えると輸送機関は海運が中心になりますが、1,000km以上の輸送で貨物自動車が占める割合は?(2014年度)
A 約13.4% B 約20.3% C 約30.1%