鉄道による貨物輸送で年間に排出されるCO2の量「860万トン」

モーダルシフトという言葉を聞いたことがありますか? トラックなど自動車が中心になっている貨物輸送を、より環境負荷の小さな船や鉄道へ転換することをいいます。

例えば鉄道輸送ですが、年間のCO2排出量は860万トン(2017年度)、運輸部門全体の4.1%にすぎません。また、1トンの貨物を1km運ぶときに排出されるCO2の量を比べると、貨物自動車が232gであるのに対し鉄道は20g(11分の1以下)です。ちなみに船舶による輸送では38gです。つまり貨物輸送をトラックから鉄道へと転換することで、CO2の排出量を90%以上も削減することができるのです。

鉄道輸送の利点はCO2排出量削減や省エネルギーだけではありません。交通渋滞の解消にもつながるし、定時運行の可能性が高いので物流の遅れも少ないのです。

生産工場から最寄りの貨物ターミナル駅までトラックで運び、そこから遠距離を鉄道貨物で運ぶ。そして、またトラックで地域内へと運ぶ。それぞれの長所をいかして役割分担をする。そういうモーダルシフトが徐々に物流の世界に広がっています。