「都市鉱山」に眠る金属から作られるメダルの総数は「約5,000個」
2020年の東京五輪では、過去に例のないユニークな試みが取入れられています。それは、選手に渡す約5,000個のメダルの全てを「都市鉱山」から回収した金属で作るという画期的なチャレンジです。2017年4月から1,621の自治体(全国の9割以上の市区町村が参加)、携帯会社の協力により始まり、2019年3月末に回収を終了しています。
都市鉱山とは、使用済みのスマートフォンや携帯電話、小型家電などに含まれている貴重な金属のことです。日本では年間に約65万トンの小型家電が廃棄され、そこには価格にして844億円相当が眠っているといわれます。
今回のプロジェクトでは、丸2年の期間中に各自治体が約78,985トンの小型家電、携帯会社が約621万台のスマホや携帯電話を回収しました。そこから取出されたのは、金が約32kg、銀が約3,500kg、銅が約2,200kgです。これで約5,000個のメダルを賄えます。銀の量が多いのは、純銀に6g以上の金メッキを施して金メダルを作るからです。
このプロジェクトは、国連からもSDGsに沿った取組みだと評価されています。
Question
今年の夏の東京五輪では約5,000個のメダルが用意されますが、1964年大会で授与されたメダルは金銀銅合わせて何個だったでしょう?
A 357個 B 504個 C 730個