3R(リデュース・リユース・リサイクル)の効果を環境省が「見える化」
廃棄物とCO2、資源の削減になり。年間642万トンの食品ロスも防ぐ
環境省は、リデュース(Reduce=ごみの発生抑制)」「リユース(Reuse=再使用)」「リサイクル(Recycle=再資源化)」の3R行動で環境への負荷がどれほど低減されるかを「見える化」して、市民や企業の3R行動を促進しようと「見える化ツール」を公表しているが、新たに「3R行動見える化ツール〈食品廃棄物編〉」が登場した。
具体的には、食品トレイなしで販売する、ペットボトルや紙パックを店頭で回収する、レジ袋の辞退、マイボトルの利用促進などで、廃棄物の発生量や最終処分(埋め立て)量がどれほど減るか、CO2の削減量はどれほどか、また石油などの天然資源の使用量がどう変化するか、などが数値で分かるようになっている。
さらに小売業者などが仕入れを調整する、賞味期限の迫った食品を値下げ販売する、加工食品として販売する。消費者が買った商品を使い切る、などにも大きな効果があることを「見える化」している。年間約642万トンもの「食品ロス」を削減するため、消費者や小売業者の3R行動がどれほど有効であるか、それが理解できるツールになっている。