年間にゴミ処理に使われている費用、1兆9,431億円(平成26年度) 

私たちが参加しやすい環境への取り組みといえば、節電などの省エネ、そしてゴミ問題です。ゴミ問題では、過剰包装を断る、マイバッグ持参でゴミになるものを買わないなどの発生抑制(リデュース:Reduce)、詰め替え用の製品を選ぶなどして一度使ったものを再使用する(リユース:Reuse)、そして再資源化された製品を利用する再生利用(リサイクル:Recycle)が重要で、これを“3R”(スリーアール)と呼んでいます。実は、これが意外に大きな効果を発揮しているのです。

一般廃棄物(ゴミやし尿)の排出量は平成20年度に5,000万トンを割り込み、以降は確実に減量して平成26年度には4,432万トンにまで減りました。家庭から出されるゴミだけを見ても、平成16年度の3,392万トンから約16%も少なくなっています。それら減量分のすべてが3Rによるものとは断言できませんが、大きな要因であることは確かです。

ゴミの処理に使われている費用は、年間に1兆9,431億円。そのほとんどは税金で賄われています。「3Rの推進とは、税金の節約」、それは言うまでもありません。