「海のエコラベル」のついた世界で消費される天然魚の割合、約7%

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スーパーの陳列で「海のエコラベル」という青いマークを見たことがありますか? これは海の自然環境を破壊せず、水産資源を守るような漁業で獲られたシーフード(水産物)に与えられる認証エコラベルです。現在、世界で消費される天然魚の約7%が認証を受けていて、数は少ないけれど日本でも見る機会が増えてきました。

海のエコラベルは海洋管理協議会(MSC、本部イギリス)が、主に3つの原則に従って審査し、環境規格に適合した漁業で獲られた水産物にのみ認証が与えられます。

第一は、過剰な漁獲をせず、資源を枯渇させないこと。第二は、生態系に与える漁業の影響を考え、海の生態系の多様性や生産力を維持できる漁業を行なうこと。そして第三は、国内はもちろん国際的なルールを尊重した管理システムをもっていること、です。

魚介類は、人が生きるうえで必要な資源です。自然に繁殖し、成長するサイクルを破壊しなければ、持続的に食べることができます。持続可能な漁業で獲られた水産物を消費者が選ぶことで、環境に配慮した活動をする漁業者を応援することができるのです。