[第26回/大阪府]首都東京とはちがう独自の価値観で未来へ

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道頓堀

「天下の台所」と呼ばれる以前より「商都」として西の経済圏を形成し、文化面でも関東とは対照的な価値観を育んだ大阪。現在、2025年の万博誘致で未来に挑戦中!

大阪は多様性と寛容さ

関西の経済圏を構成する中心都市・大阪府。古くから物流や経済の「商都」として機能し、江戸時代には「天下の台所」と呼ばれました。面積は日本で2番目に小さく、人口は約883万人(平成29年10月現在/全国3位)。インバウンドで平成28年には過去最高の約941万人が来阪しました。

そんな大阪の魅力はズバリ多様性と寛容さ。それを醸成するのがコミュニケーションに長けた言語、関西弁です。標準語にくらべイントネーション、アクセント、語句が独特で、そのノリの良さが大阪人の好奇心とサービス精神を育み、東京とは対照的な独自の文化を生んでいます。

挑む、2025年万博誘致

日本第2の経済圏として、大阪府が日本経済(名目総生産)に占める割合は平成26年度が7.7%。1位東京、3位愛知県、4位神奈川県の順位はずっと変わりません。

総生産を産業大分類でみると、サービス業、卸売・小売業、製造業、不動産業、情報通信の順です(平成27年度)。

現在大阪府は2025年の万博に向け、大阪・関西への誘致活動を本格化させています。

産業別構成比は、第1次産業0.1%(全国平均約1.2%)、第2次産業18.2%(約24.7%)第3次産業79.6%(約74.3%)となっています。(データは平成26年度/大阪府総務部統計課)

光に溢れる冬の大阪

冬でも遊ぶところの多い大阪。その代表格はUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)。特に新年1月19日より約半年間開催される「ユニバーサル・クールジャパン2018」は話題で、「ファイナルファンタジー」「名探偵コナン」「モンスターハンター」などのイベントと限定アトラクションが注目です。3学期始業式以降(1月9日~)がUSJの閑散期なので、ぜひ参考に。

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海遊館

次に世界最大級の屋内水槽を誇る水族館「海遊館」も魅力満載です。ジンベエザメ、マンボウをはじめ、世界中の海や水辺の生き物に出会えます。現在、「海遊館イルミネーション(17:00-22:00)」が開催中で、別世界の美しさを新年3月4日まで堪能できます。

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大阪城イルミナージュ

大阪の冬は光に溢れるイベントも多彩。クリスマス後も、全長4kmを色分けする「御堂筋イルミネーション(梅田~難波)」が大晦日まで。園内をエリア別にいくつもの光の世界で演出する大阪城西の丸庭園の「大阪城イルミナージュ」が2月末まで。さらに、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」では、新たな夜景体験として大阪の夜景にプロジェクトマッピングを融合させる「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED –NEW WORLD–」が近未来の風景を創り出します(3月末まで)。他にも梅田スカイビルの空中庭園展望台では、大阪を一望する360度の夜景パノラマを直に体験できます。詳細は、「大阪光の饗宴」または「大阪イルミネーション情報」で検索を。

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堂島ロール

最後に、「くいだおれ」の大阪を実感するならやはり道頓堀。電飾の大看板のお出迎えと美味しい店が集中しています。お土産は「堂島ロール」でいかがでしょうか。