[第28回/兵庫県]澄み渡る大気に映える夜景

神戸ポートタワー

神戸ポートタワー

日本列島のほぼ真ん中に位置する兵庫県。日本標準時の東経135度の子午線が走ります。
2018年7月で県成立150周年。大震災より23年。確かな復興へ、新たな未来に向かう。

多様な文化と豊かな自然

nippon_2

明石海峡大橋

近畿地方で最大の面積を持ち、東は大阪府と京都府、西は岡山県と鳥取県に接し、南北は海に面している兵庫県。日本のほぼ真ん中、日本標準時となる東経135度の子午線が走っています。古くより但馬、丹波、播磨、摂津(神戸・阪神)、淡路の5つの地域があり、多様な文化と豊かな自然が魅力です。お洒落な神戸は元より、世界遺産の姫路城、六甲山、阪神甲子園球場、宝塚大劇場、天空の城・武田城跡、有馬、城崎などの名温泉、また明石へは世界最長の吊り橋となる明石海峡大橋(3,911m)や、同じく徳島へは鳴門のうず潮を跨ぐ大鳴門橋(1,629m)が架かるなど、いくつもの名所が並びます。

産業では阪神、播磨の二大工業地帯をもち、製鉄業、造船、機械、石油化学工業が展開されています。一方、地場産業の特産品で生産量日本一は、手延べそうめん、線香、清酒(灘五郷)、播州そろばん、釣り針などがあります(平成26年)。

1868年の県成立から本年7月で150周年を迎えるとともに、阪神・淡路大震災より23年が経過したいま、復興への思いは未来へ向けた街づくりに邁進しています。

産業別構成比は、第1次産業0.5%(全国平均約1.2%)、第2次産業28.4%(約24.7%)、第3次産業70.3%(約74.3%)となっています。

※データは平成27年度/兵庫県企画県民部ビジョン局統計課

冴える夜景と「早春菜の花祭り」

nippon_3

姫路城

観光ではまず、「白鷺城」の別名通り美しい姿を取り戻した世界遺産の姫路城を堪能しましょう。別角度からの眺めは城見台公園がおススメ。

さて、この時期はまた六甲山からの夜景がひときわ冴える季節。鑑賞スポットは「六甲三大夜景スポット」が中心。まずは日本三大夜景の1つで神戸の夜景を一望できる「摩耶山・掬星台」、2つ目は六甲山の「六甲ケーブル山上駅・展覧台」、そして3つ目が「六甲ガーデンテラス」で、ここは食事もショッピングもOK。それぞれの山頂へはケーブルカー、ロープウェイ、バスなどを利用。マイカーなら表裏の六甲山ドライブウェイで行きますが、指定駐車場から少し歩く場合もあります。なお曲がりくねる道には十分注意を。

他にも明石海峡大橋の全景は「平磯緑地公園・恋人岬」、淡路側なら「道の駅あわじ」が絶好のロケーションです。

あわじ花さじき

あわじ花さじき

一方、淡路島の「あわじ花さじき」では、春を先取りする「早春菜の花まつり」を3月20日まで開催中。甲子園球場のおよそ4倍もあるお花畑は心身のリフレッシュには最適です。しかも入園料、駐車場代が無料と、家族連れには嬉しい施設です。

温泉なら阪神の奥座敷として日本三古湯の有馬温泉。共同浴場の「金の湯」「銀の湯」なら気軽に浸かれます。川と柳並木がもてなす城崎温泉も情緒あふれる温泉街。同じく名ドラマ『夢千代日記』の舞台になった湯村温泉も山陰の名湯です。

nippon_5

神戸牛

食の楽しみは、高級でもやはりいただきたい日本三大和牛の1つ「神戸牛」。逆に庶民的なグルメなら、出汁でいただく明石焼きと赤穂塩ラーメン。お土産は神戸風月堂のゴーフルか、神戸プリンがご当地色満載です。

県のサイトには「ひょうごツーリズムガイド」があり、詳しい総合案内になっています。