タキゲン商品の右用・左用について ー蝶番編ー

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タキゲンの総合カタログをめくると「右用」「左用」という表示のある商品があります。ハンドルや蝶番、ステーなどが該当します。しかし、右も左も同じような形状をしているため、うっかり取り違えてしまうこともあります。そこで、タキゲン商品の右用・左用について数回に分けて解説していきます。

前回はー基本編ーとして、右用、左用の考え方についてまとめました。

今回は右用・左用の考え方 ー蝶番編ーです。

右用にも左用にもなる一般的なタイプ 左右兼用型蝶番

一般的に思い起こされる蝶番の使われ方は、下図のように2つに大別されます。
これは木造家屋の扉をはじめ、家具から小物入れにまで使われていて、蝶番の歴史とともに古く、今日でも最も一般的な蝶番といえる形です。

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図(1)(2)は、いずれも右扉に取付けた例ですが、これらのタイプの蝶番なら、左扉に取付けても支障はありません。「左右兼用」になります。

蝶番の形状は180°回して天地を逆にしても左右がほぼ対称的になっていますから、右扉・左扉のいずれも間違いなく取付けられ、様々な用途に幅広く使われるタイプです。

そして、建築用では美観上、(1)の挟み込み取付けタイプが比較的多いようです。家の中でも見渡してみてください。


では、次の蝶番はどうでしょうか。

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B-1031 リーフヒンジ

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B-66 縦型抜差蝶番

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B-1031は左右対称ではありませんが、天地を逆にすることで右用扉でも左用扉でも同じ条件で取付けられます。では、B-66はどうでしょうか。

回転のための芯が蝶番の中央に位置しています。したがって、セパレート型ですが、左右兼用で使える蝶番です。

次回は「抜差し蝶番」の右用・左用について、解説します。