キースイッチについて 入門編2

身の回りを見渡すと、照明やテレビ、エアコン、洗濯機など、たくさんのスイッチが使われています。産業界に転じても同じように多くのスイッチが使われています。

ここではタキゲンが取扱うキースイッチについて、機構や特徴について解説していきます。

入門編1ではキースイッチの分類とスイッチの働きについて紹介しました。

キースイッチの錠前の働き

キースイッチは「錠前+スイッチ」の組合せで成り立っていますが、今回はキースイッチにおいてもう一つ重要な働きとなっている錠前についてご紹介します。

キースイッチ用の錠前は、スイッチのON・OFFの操作が正確に伝わることが大切です。必要な条件は、次のことが挙げられます。

  • 特定の鍵でのみ操作できること。
  • 信頼性に結びつく鍵違いが多いこと。
  • 操作上、鍵の抜差し位置が選べること。
  • 電気機器にセットするためコンパクトなこと。

タキゲンでは錠前機能に主力をおいたキースイッチを取揃えており、鍵違いやマスターキーの製作が可能です。

鍵番号を統一することもでき、例えば電気的に操作が必要な箇所にはキースイッチを、それ以外のところでは通常のコインロックを使用するなど、使うシーンに応じて組合せて使うことができます。また、L型ハンドルや平面ハンドル、キーチェンジボックスなども活用することで、現場の安全な運用管理が可能になります。

同一番号キー

全ての錠前が同じ鍵番号

鍵違い

それぞれの鍵は特定した錠前だけしか施解錠できない

マスターキー

異なる番号の子鍵を持つ錠前を1本の鍵で施解錠できる

鍵の共通化例

キースイッチ
S-388

コインロック
C-388

共通の鍵
No.W01388


キースイッチ
S-430

平面ハンドル
A-1481-F
(特注仕様)


南京錠
C-551

共通の鍵
No.TAK80

キースイッチとキーチェンジボックスの鍵を共通化した場合の一例

現場の安全をトータルでご提案
タキゲンのキースイッチとキーチェンジボックスを併用することで機器の誤操作防止につながるため、現場の安全対策として活用されています。

Aがキースイッチで装置の電源をOFF。キーチェンジボックスに鍵を戻さないと、作業員BとCの鍵が抜けない構造。

次回はタキゲンが取扱うキースイッチの特性について解説します。