1973年(昭和48年)の発刊以来『タキゲンニュース』は社業の成長とともに歩んでまいりました。そこで本誌バックナンバーより先代社長・瀧源秀昭の発言を抜粋する連載企画をスタートします。過去のメッセージから多くのヒントを現在に伝える、いわば原点回帰のページ。タキゲン製造の基本精神を学ぶ、未来へのアーカイブです。

人間のリーダーシップはどうあるべきか

「頭上の敵機」という映画を見て、リーダーシップとは何だといろいろ考えさせられました。

指揮官とは、課長とは、社長とはどうあるべきか、人間のリーダーシップはどうあるべきかということはずっと問われてきた問題なんです。

何となく私は今、皆さんを少しでも良くさせたい、そういうことが、ひいては社会的な貢献になるんだなぁとか、非常に抽象的な漠然とした考えでやっています。

例えば、この会社をつぶしてしまったら社員とその家族・協力工場を含めて3,000人位の人達が路頭に迷うことになってしまうから、絶対に間違ったことはやらないと…。

いくら景気の良い時代でも本業以外のことは絶対してはいけない―。自分自身に言い聞かせて経営をしてきたつもりです。

何があっても中小企業は誰も助けてくれない、だから我々は我々だけの力で生きていかなきゃいけない。目先のことだけじゃなくて、先々を考えた政策を…。

私どもがこの商売に切替えてだいたい40年経ちました。タキゲンという会社は、どんな景気になっても少しずつ伸びていくという会社にしていきたい―。 それが守成の経営というものです。

「攻撃は最大の防御なり」という言葉があるけれど、攻撃しっぱなしの時代はもう終わりました。守りを固めて攻撃していく方向の大転換をしなければいけない時代になったわけです。

(1995年6月号 経営会議レポート より)