1973年(昭和48年)の発刊以来『タキゲンニュース』は社業の成長とともに歩んでまいりました。そこで本誌バックナンバーより先代社長・瀧源秀昭の発言を抜粋する連載企画をスタートします。過去のメッセージから多くのヒントを現在に伝える、いわば原点回帰のページ。タキゲン製造の基本精神を学ぶ、未来へのアーカイブです。

「自分たち自身で、自分たちの会社を守り育てなければならない」

gentenkaiki-04-01年頭に今年の目標として「新しい歴史と伝統を創る年」という銘題を掲げました。
現状の姿を見てください。商品のライフサイクルは、大半が頂点に達しているものばかりです。今までの商品、過去の商法では通用しない時代が来ているからです。
目前の問題を抱えながら、今までの商品を慣習的に売っている…これで飯が食って行けると思ったら大間違いです。過去の歴史と伝統の上に、あぐらをかいているのではないだろうか!
タキゲンは今、大きな転機に立っていることを、認識してほしいのです。
皆さんが自分たち自身で、自分たちの会社を守り育てなければ発展はあり得ません。

(中略)

新入社員を採用したのも、これからの商品を創造し、新しい商法を開発してもらいたいからなのです。若い力でタキゲンの新しい歴史と伝統を創っていってもらいたい。
それには人間集団の能力のレベルアップが、何といっても基本なのです。

(中略)

未知の世界を切り拓き、我々は自分たちの力で生きていかねばならない…。肝に銘じてもらいたい。
先輩は新入社員の基本的な教育に当たって、机上の理屈をこねたり技を教えるのではなく、己れ自身の日常生活の行動を通じて、ビシビシと鍛えてもらいたい。この後輩を鍛えることは自らをも鍛えることになるのだから。

(1980年3月号タキゲンニュース 創立記念式典および入社式にて)