英仏が目指すエンジン車の販売禁止が始まるのは、2040年

ガソリン車やディーゼル車など内燃機関(エンジン)で走る自動車がなくなってしまう? ヨーロッパから、そんなニュアンスの情報が次々に入ってきています。

EU離脱で揺れるイギリスでは、環境相が2040年以降はガソリン車とディーゼル車の販売を禁止すると発表、その少し前にはフランスの環境担当大臣が、やはり2040年までに二酸化炭素の排出削減のためエンジン車の販売を禁止する方針を表明しました。

他にもノルウェーやオランダは2025年までに禁止と発表、ドイツでも連邦議会で2030年までに禁止の決議案が採択されています。アジアでも同様の動きはあり、インドは2030年までに新車の販売は電気自動車(EV)のみに、中国もEV車優先を宣言しました。

完全に販売禁止にできるのか、いろいろ議論がなされています。電気自動車の充電施設を整えられるのか、水素自動車なら燃料スタンドは大丈夫か、またエンジンメーカーなどに与える経済的打撃はどうなるか、乗り越えるべき課題はたくさんあります。

すでに世界で13億台近くが保有され、日本経済にとっても大きな存在の自動車が今後どうなるのか、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動きにも注意が必要です。