ガソリン車との比較で電気自動車のCO2削減効果は、55%

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2040年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を停止し、電気自動車へ転換しようという動きがEUでもアジアでも広がっています。世界全体の平均気温の上昇を、産業革命前との比較で2度以内に抑えようというパリ協定の目標を達成するための努力です

日本では2017年に18,092台しか販売されていませんが、国際エネルギー機関(IEA)によれば、全世界では2016年までに累積で200万台を突破し、2025年までには4,000〜7,000万台に達するとされています。もっとも世界全体の自動車保有台数は13億台を超えていますから、電気自動車が7,000万台を突破しても5%ほどに過ぎないのですが。

電気自動車は走行時に二酸化炭素を排出しませんが、燃料の電気は発電所でつくられるので、トータルに考えればCO2ゼロではありません。しかし、国立環境研究所の実験によると、ガソリン車に比べて55%(日本の場合)も二酸化炭素削減効果があります。

普通充電ではフル充電まで7〜15時間ほどかかりますが、急速充電なら30分前後で80%の充電が可能になっています。また充電スポットも全国で22,167カ所(2018年5月)にまで増え、これからの普及が期待されています。