P-MEC & CPhI China expo 2018に出展しました
2018年6月20日(水)〜22日(金)
上海新国際博覧中心 本展示会は、医薬品原料と機器・装置を中心に、日本での展示会とは比べ物にならないほど大規模に開催されていました。5日間の渡航中、協力工場の日乃本錠前様も視察し、見聞できたことをご紹介します。
高付加価値製品の必要性
各社ブースを見学しますと、まず展示してある機器の大きさや多様さに驚きました。日本ではなかなか見られない大型の洗浄機や、薬品をケースに入れるラインなどを見ることができました。
それら機器に取付けられているハンドルなどの部品を見ますと、コピー品と思われるものを多々目にしました。また、取手も板をコの字に曲げ溶接し取付けたものなど非常に簡易的で安価なものが多くありました。こういった機器を生産されている企業にタキゲン製品を使用していただくには、安価で品質の良いもの、よりその機器に合った付加価値の高い製品が必要と改めて感じました。
他社ブースで見つけたタキゲン製品
製品の価値を高める技術
視察では、協力工場である株式会社日乃本錠前様の上海工場を見学しました。工場ではトランクのキャスター、取手、ランドセルの金具類を製作されており、タキゲン製品では、「A-140」や「A-1006」、ポップアップハンドルなどを生産していただいております。
プレス、亜鉛ダイカスト、バフ研磨、塗装、検査の工程を見学し、塗装の工程では、過去にめっきも行っていたが環境問題で規制が厳しく、塗装のみになったとのお話を伺いました。
生産されている部品で最も印象深かったのは、トランクに使用されるキャスターです。キャスターは他社のものに比べ静音で、また、軸心あたりに溝を設け、溝にグリスを充填。回転により摺動部にグリスを自動的にいきわたらせることで磨耗や発熱を防ぐという技術に驚き、大変勉強になりました。
展示会開催中、タキゲンブースへは100名を超えるお客様にお越しいただきました。ご来場ありがとうございました。
期間中、展示会説明員としてサポートしただけでなく、現地視察で見聞を広めることができました。数多く体験した刺激を、新たなニーズに応える製品開発へつなげていきます。
京都支店 菊岡 技術営業部 加藤
上海市内も視察。ショッピングセンター内のカラオケボックスに文化の違いを感じました。