タキゲンでは社外の研修制度も取り入れています。
耐久試験用にロボットを導入。ロボットの操作に関する実習・講義を受講してきました。
耐久試験機として産業用ロボットを導入しました。
雪がまだ残る山梨県山中湖の側にある『ファナック ロボット研修センター』にて、ロボットの操作に関する実習・講義を受講してきました。
場所:FANUCロボット研修センター
参加メンバー:
池田(情報開発部)
中村(製品設計部)
上野山(品質保証部)
ロボット操作には労働安全衛生法が
まず初めに、産業用ロボットの定義とは『自動制御によるマニュピュレーション(操作対象物を動かす実機やハンド等で望みの位置・方向へ動かすこと)機能または移動機能を持ち、各種の作業をプログラムによって実行し、産業に使用可能な機械』のことを指します。
ロボットは利便性が高い一方で、特有な危険性が存在します。よって、ロボットを操作する業務は、労働安全衛生法第6章第59条の3項の対象となり、特別な教育を受けなければならないと定められています。今回の実習・講習はその特別な教育に相当し、受講後にロボットの操作(教示)を行うことができるようになります。
いざ、実習へ
教示操作盤と呼ばれるペンダントを用いて、ロボットに動作をプログラムしていきます。
プログラムには、ロボットに動作を命令する“動作命令”と、入出力信号・分岐・待機等の“制御命令”の2つがあります。動作命令とは、ロボットを作業空間内の指定した位置へ、指定した移動速度と移動形式で動かす命令。制御命令とは、『ロボットが所定の場所に移動したら信号を出力しなさい、或いは信号を受信したら動作しなさい』、もしくは『信号を受信しなかったらこの動作をしなさい』などのロボットの動作を制御する命令です。実習ではこれらの命令を駆使し、ロボットに様々な動作をプログラムしました。
2日目は、エンドエフェクタと呼ばれるロボット先端のハンド部分に動作命令をプログラムして、対象物をある位置から指定した位置まで移動させる作業の実習を受けました。
これからはロボットを駆使して製品の耐久試験を行い、性能評価に活用していきます。
(品質保証部 上野山)