日本が目標に掲げる2030年の再生可能エネルギーの割合、22〜24%
2015年には全世界の発電量の23%を再生可能エネルギーが占めていますが、国際エネルギー機関(IEA)はレポートを発表し、2021年にはその割合が28%にまで上昇すると予測しています。電力需給は技術だけでなく、国際関係、経済、また環境問題とも密接に関係していますが、世界の動きは確実に再生可能エネルギーへと進んでいます。
エネルギーの内訳を具体的に見てみると、2015年には水力が71%でトップ、次いで風力が15%、あとバイオマス(8%)、太陽光(4%)、その他(2%)となっています。IEAの予測では、2021年にはその割合が変化し、水力(59%)、風力(21%)、太陽光(9%)、バイオマス(9%)、その他が2%になるとみられています。
変化の理由は、発電コストの低下です。太陽光などは現在1kWhあたり30〜50円かかっている発電コストが、モジュールの大量生産による価格低下で設備費用が大幅に軽減されるなどの結果、2021年までには発電コストも10円前後まで下がると分析されています。
日本は2030年までに再生可能エネルギーの割合を22〜24%まで上げることを国の目標に掲げていますが、さらに上乗せできるよう技術力に期待が寄せられています。
Question
再生可能エネルギーで電力を100%供給できれば理想的ですが、現在、水力と地熱でほぼ100%の電力シェアを誇るのは、どこの国でしょう?
A アイスランド B ノルウェー C デンマーク