タキゲン商品の右用・左用について ― 抜差し蝶番編 ―
タキゲンの総合カタログをめくると「右用」「左用」という表示のある商品があります。ハンドルや蝶番、ステーなどが該当します。しかし、右も左も同じような形状をしているため、うっかり取違えてしまうこともあります。
そこで、タキゲン商品の右用・左用について数回に分けて解説していきます。
過去の記事については下記リンクよりご覧ください。
今回は右用・左用の考え方 ― 抜差し蝶番編 ― です。
平型抜差し蝶番に左右兼用はない
次の写真は抜差し蝶番です。
❶と❷の形状は違うことが分かります。
では、どちらが「右扉用」で、どちらが「左扉用」でしょうか?
この2種類の蝶番は並べた形が対照形です。それぞれ天地を逆にしても同じ状態になりません。
❶の蝶番の天地を逆にしてみても、決して❷の蝶番の形にはなりません。
正解は、❶が左用、❷が右用となります。
次ページで、抜差し蝶番の右用・左用を決めるポイントを3つご紹介します。
抜差し蝶番 右用・左用 決定のチェックポイント
ポイント 1
扉取付け側を上から下へセットすること
建物や家具などの筐体が木製だった時代から、鉄板などの金属を使った筐体に変わってくると、扉を筐体にセットしたままで蝶番を取付けるのは、重くて非効率です。
そこで、扉と筐体それぞれに抜差し蝶番を取付けて後ではめ合せれば、重量扉でも作業は簡単。塗装するのにも便利です。
この場合、扉を筐体に取付けた蝶番軸で支えることになりますから、扉についている蝶番の羽根を上から下へおろすようにしてセットします。もし蝶番を逆にセットしたら、扉の重量で外れてしまいます。
ポイント 2
手前開き方向の扉であること
蝶番の使われ方はいろいろですが、多くの筐体は外部から扉を手前に引いて開閉します。一部、扉を押して操作する場合もありますが、蝶番の右用・左用を定義する場合、手前開き方向の扉と限定しておかないと混乱します。
ポイント 3
取付けは側面セットとする
建築用では、蝶番は露出部を少なくするように、扉の側面と筐体の内側面にセットするのが普通です。この建築上の慣例に従って、タキゲンは側面取付けを右用・左用の基準にしています。
要注意!
表面平付けの場合は逆になる
蝶番の取付け例として、筐体の前面に平付けすることがあります。
筐体に取付ける蝶番部を図示します。この場合、抜差し蝶番は右扉に「左用」、左扉に「右用」となります。
このように、平付け使用と合せ使用では逆になりますので、選定の際に注意が必要です。
タキゲンには、いろいろなタイプの抜差し蝶番があります
下側のヒンジ軸が抜差しでき、扉の取外しができます。
次回は、「ハンドル」の右用・左用について、解説します。
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