タキゲン商品の右用・左用について ― ハンドル編 2 ―

タキゲンの総合カタログをめくると「右用」「左用」という表示のある商品があります。ハンドルや蝶番、ステーなどが該当します。しかし、右も左も同じような形状をしているため、うっかり取違えてしまうこともあります。
そこで、タキゲン商品の右用・左用について数回に分けて解説していきます。

ふだん何気なく使っている扉や、それを開くためのハンドル。前回はハンドルの右用・左用について基本的な操作と動きについてご紹介しました。

今回はハンドルと止め金の関係について、解説します。

ハンドルと止め金は一緒に動く

扉を開閉する場合、ハンドルを使って行いますが、ハンドルの裏側にある“止め金”の存在はとても重要です。

止め金は別名「ベロ」とも呼ばれ、筐体の設置場所や扉の大きさ、ハンドルの仕様など様々な条件を考慮した選定が必要です。筐体枠に合せ止め金の加工が必要なケースもあります。止め金の先端を筐体枠に引っ掛けるシンプルな1点締めタイプや、ロッド棒を用いて多点締めにするタイプなどありますが、いずれもハンドルと一体となって回転しています。

一般的なハンドルと止め金の動きを表した図で解説しましょう。

止め金の回転例

ハンドルと止め金は連動するため、ハンドルを時計方向に回転させると止め金も時計方向に動き、反時計方向だと反時計方向に動きます。



止め金やロッド棒の接触面を樹脂キャップやナイロンコーティングで保護することで、摩耗を和らげよりスムーズな開閉が行えます。

樹脂キャップ 特注仕様ナイロンコーティング
AC-25-E-CP AC-25-GU