タキゲンではお客様のご要望を具現化するために「ないモノを創る」設計部署があります。100年にわたり培われた金属加工、樹脂の成形技術で様々な課題を解決します。

世界にひとつの軍配ができるまで

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タキゲンの広告ポスターの制作時、オーダーメイドに対する姿勢を表現するために考えられた「ないモノは、創ればいい」という言葉。それを象徴するさまざまなデザイン案のひとつに、蝶番を活用した「軍配」がありました。

実際に使用された設計図

実際に使用された設計図

「これは確かに“ないモノ”だよねー」

「折りたためると便利かも」

「強度や耐久性はメッチャ高められそうだね」

「じゃ、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)で創っちゃう?」

と話は進み、幅50mmの平型蝶番「B-1078-4」をベースに、航空機や自動車にも採用される次世代素材CFRPを活用した世界にひとつの軍配の製作が決定したのです。

撮影後にタッセル(装飾)や紐、手、言葉を合成

撮影後にタッセル(装飾)や紐、手、言葉を合成

製作工程はすべてが手作業。軍配の羽となる部材をCFRPで成形するために、職人さんが1時間をかけて緻密に積層していきます。大量生産できないCFRP製品だからこそ、本物と見間違えるほどに精巧な軍配が完成。

またひとつ「ないモノは、創ればいい」から、モノ創りの新たな物語が生まれたのです。

Making of CFRP軍配

1)シート状のプリプレグを型に合せてカットしながら積層。1枚のシートは0.25mmのため、8枚重ねることで2mmの厚さを作り出します。

2型で包む2)型で包み、真空状態にして炉で硬化させます。

3マシニングカット3)マシニングでカットします。

4エポキシ4)軸を通しエポキシで接着して完成です。

本当は

5)実際は手のひらサイズの可愛らしい軍配です。写真の加工技術により迫力あるポスターに仕上がりました。もちろん、大きなサイズも製作可能です。目の飛び出るような金額が考えられます。ご希望の場合はまずはお見積りから、数量をご連絡ください。

この軍配は展示会などでも出展しますので、ぜひお手にとってご覧ください!

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