これまでに行われたタキゲン出展の展示会の報告レポート記事になります。
これからタキゲンが出展する展示会の情報については展示会出展告知をご覧ください。

郷に入っては郷に従うモノづくりを実感【ATX West 2018レポート】

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2月6日(火)~8日(木)
アメリカ カリフォルニア州
アナハイム・コンベンションセンター

毎年開催される米国最大級の自動化分野の展示会ATX West。その他、医療や包装、設計関連など4つの展示会が同時開催されており、合計2,000社以上の出展企業で開催されました。

ニーズに寄り添った展示物

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昨年に引き続き、タキゲンの知名度の強化と新技術の研究、市場調査などを目的として出展。東京店 貿易チームに事前の聞き込みを行い、米国から引き合いのある多軸ヒンジ高機能パッキンの商品を中心にPRしました。昨年の展示会では黒色の樹脂製ハンドルが多く見受けられたとの報告から、黒色の平面ハンドルの展示にも注力しました。また、米国では施錠に南京錠が使われるケースが多く、ツルの太いものが好まれるということから、ツルの太い南京錠を用意し、昨年の倍以上の商品点数を準備して臨みました。

海外では、待っているだけではお客様は来ません。人を惹きつける工夫が要ると感じました。例えば他のブースでは、インパクトのある製品だけを展示して目立たせていたり、日本企業であれば海外で人気の出そうな和風のものを置いたりしてブースを飾っていました。我々は、積極的な声かけと一緒にパンフレットを配布することに努めました。製品のカスタマイズの相談をいただきましたが、米国の長さの単位はインチが主流。商品の打合せにもインチが必要になります(1 inch=2.54cm)。日本ではミリメートルを主に用いるため、インチに置換えての打合せは、難しく感じられました。

郷に入っては郷に従うモノづくり

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取手や蝶番は樹脂製が多い

他社のブースなどで使われている製品を見ると、取付けられている取手や蝶番、レベルアジャスターは黒色の樹脂製が圧倒的に多くを占めていました。

日本で使用されているものより作りが簡素に見えるものも多いですが、それなりに強度はあり、工業や医療の分野でも使用されているとのことでした。地下鉄やバスのシートも樹脂製で、体の大きな人でもしっかり支えています。

また、施錠には南京錠が多く使われています。防弾仕様のものも多く、銃社会である米国の事情が反映されたモノづくりとなっていました。

街中で見た南京錠

街中で見た南京錠

市内は、電柱が少なく景色が良いというのが第一印象でした。電線などは地中に埋められ、後で調べてみたところ、ロサンゼルスの無電柱化の達成率は80%程ということでした。

日本では、全国に約3500万本以上の電柱があり、無電柱化の動きはありますが、毎年7万本ずつ増えています。1kmの道路に電柱を立てるのは約1千万~2千万円程度に対し、電線を地中に埋めるのは、同じ距離で約4億~5億円かかるとのことです。

コスト面を考えれば、早々の実現は難しいですが、海外で見たあの光景に、日本でも無電柱化が活発となり、タキゲン製品が多く採用いただければという思いにかられました。

市場調査で販路を拡大

今後の展望として、異国ではその土地での流行や問題を元に、どのような商品に需要があるのか、市場調査が特に重要だと感じました。また目の当たりにした無電柱化の光景に、国内にもまだビジネスチャンスがあると感じました。日本のモノづくりが外国と比べて、いかに精密で細部にまで気を配っているのか、ということにも気づかされました。

日本国外でのタキゲンの知名度アップ、販路の拡大へ繋げるには何をするべきか。僅かの期間ですが、現地を見ることで身になった部分も、課題に感じた部分もありました。

(東京店 柴原)