これまでに行われたタキゲン出展の展示会の報告レポート記事になります。
これからタキゲンが出展する展示会の情報については展示会出展告知をご覧ください。

中国の市場環境と著しい発展を体感しました【中国国際工業博覧会 2019 出展レポート】


ハイエンド、スマート、グリーン製造の展示・取引を主体とした、中国の設備製造業において最も影響力のある国際工業総合見本市、中国国際工業博覧会に出展いたしました。

特徴ある製品をタキゲン認知のきっかけに

弊社がどのような製品を取り扱っているのかを知っていただくため、お客様には実際に手に取り、製品の動きを見ていただきました。展示したトルクヒンジは一般的なヒンジとは動きが異なるため、興味を持って立ち止まる方が多く見られました。
国内でも言えますが、いろいろな部品メーカーがある中で差別化を図るには、トルクヒンジのような特殊な機構を持つ製品が有効であり、弊社に興味を持っていただく機会に繋がると感じました。


最先端の技術が一堂に

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展示会では、欧州の企業がインターロックや電気錠を展示していました。
日本のように部品の小型化、薄型ではなく、見た目から頑丈さが伝わるような製品が多く見られました。小型化では壊せると捉えられるため、あえて大きい製品を使い破壊を抑止していると思われ、国による考え方の違いを感じました。
また、展示物に取付けてある金具は、A-140などの突起したL型ハンドルよりも平面ハンドルがほとんどでした。中国では品質よりも価格を重視するお客様が多く、中国ローカルの安価な製品を使用している展示が目立ちました。
制御盤や分電盤には、金物部品が使用されていましたが、日本であれば分電盤=A-464系平面ハンドル、配電盤=A-140系L型ハンドルが一般的ですが、見学した限りでは取手1つにしても企業間で同じ部品を使用していることは少なく、今後弊社の知名度を上げていくことで、中国市場での統一性を持たせることもできるのではないかと思います。

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使われていた他社製ハンドル
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欧州企業のハンドル
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自動研磨装置


自動化エリア

製造から梱包までを全てロボットが行えることをアピールしている企業が多くありました。特に、研磨など精度が求められる加工に関しても自動化が進んでいる点には驚きました。
日本だけでなく中国も人手不足が深刻で、納期や品質、コストを安定させるには自動化の導入が必要不可欠になっているとのことです。今後、工作機械メーカーから自動化関連の部品など新たなニーズが出てくるのではないかと感じました。

ロボットエリア

ロボットアームが多数出展されており、それを囲うフェンス、フェンス内に立ち入る際の安全面を考慮したハンドルなども出展されていました。海外の製品では、インターロックシステムを合せたものもあり、付加価値を付けていく傾向にあるのではないかと感じました。
ロボットを制御するためのタッチパネルを取付けるモニターアームも多数出展されており、デザイン性に富んだスマートなものや簡単に取付けられるものもあり、タキゲンも安価でシンプルなものをご提供できればと強く感じました。
他社の展示を見学し、国が違えばニーズも異なることを体感しました。日系企業が重視する高品質の製品とは別に、地元企業が重視するシンプルな錠前や歩留まりの良い塗装品など、ローコストな中国市場に合せた構造のモノづくりも必要かもしれません。

上海市街を視察して

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オフショット

インフラやセキュリティなど、中国の著しい発展にとても驚きました。
電子決済が非常に進んでおり、支払いは全て電子マネーでした。偽札が横行し、数年の間に電子決済へ切り替わったとのことで、紙幣で支払いするとライトを当てて偽札ではないことを確認される場面もありました。
また、日本のLINEのようなSNSのWe Chatでやりとりが行われており、送金も普通に行われています。ビジネスでも活用され、名刺交換代わりにWe Chatで友達になり納期回答、問合せ対応などを行うこともあります。
日常からビジネスまでスマートフォンを利用して行われており、充電が切れると何もできないほどです。
以前は自転車天国と言われた中国ですが、環境保全に対する取組みにより街中で走っているバイクやバスは大半が電動で、訪問前にイメージしていた自転車がたくさん走っている風景や、排気ガスの多い光景は一切なく、日本よりも環境対策が進んでいるように感じました。
街中には監視カメラや警察官が多く、マナーや犯罪に非常に厳しく、違反すると即刻罰を課せられるため、犯罪率が大幅に減少したそうです。地下鉄の改札口前では、必ず荷物検査が行われており、不審物の持ち込みが行えないよう監視員が常駐していました。
中国に実際に訪問して、メディアで得る情報は一部分でしかなく、日本より優れている点、進んでいる考えなどを知ることができ、貴重な体験ができました。経済大国中国のすごさを実感しました。
ライン設備や電子マネーなど、数年以内には日本にも浸透してくることが予想されます。今回の経験を元に、ニーズに合う新製品開発をしていきます。