タキゲンの起源は五反田にあり
タキゲンは1910年3月18日に瀧源商店を開設したのが始まりとされてます。当時は、ダルマストーブや鍋、雑貨などをリヤカーに乗せて近郊を販売していたそうで、その建物は戦禍のため灰燼に帰し、戦後三階建ての営業所を新設しました。
この頃から、今のような建築用金物の製造、販売を始め、1958年、金物業界初となる、カタログ販売を開始。通信手段は電話と電報で行われており、電報略号として「TOKYO TAKIGEN」が設定されていました。
同時期、秋葉ダイカスト工業所さんとの出会いがあり、それまで、真鍮鋳物や砲金(青銅)で創られていた製品を金型によるダイカスト製法によって、大量生産が可能となりました。
商業登記法により、1963年にタキゲン製造株式会社となり、現在カタカナのロゴが生まれました。当時のタキゲンは山手通りに面してはいませんでしたが、大崎広小路の交差点からは大きな看板が望めました。高度経済成長とともに売り上げを順調に伸ばし、支店を増やしました。
1973年にタキゲンニュース第一号を発行し、2010年4月にはNo.414を数えるまでになりました。1977年からキースイッチ、冷凍・冷蔵庫、インターロックシステム、特装車両ハードウェアー、情報通信設備施錠金具、半導体クリーンルーム用金具、様々な業界のパーツを製作するようになりました。
2010年現在、国内に17店舗、海外に2店舗の支店を構え、商品のアイテム数は8,000アイテムを超えるほどに成長しました。次の100年を目指し、お客様に信頼される製品創りを行っていきます。